サンケイスポーツ 10月6日(日)7時0分配信
ジャパン・オープン(5日、さいたまスーパーアリーナ)日本、北米、欧州によるチーム対抗戦は、男女2人ずつがフリーを滑って合計得点を競う方式で行われ、浅田真央(23)、村上佳菜子(18)=ともに中京大、高橋大輔(27)=関大大学院、小塚崇彦(24)=トヨタ自動車=で臨んだ日本が、合計544・85点で2年連続6度目の優勝を果たした。浅田は冒頭にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、135・16点の“自己ベスト”で女子1位となった。男子は4回転ジャンプを3度成功させたハビエル・フェルナンデス(22)=スペイン=が176・91点でトップだった。
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今季初披露のフリーで一発回答を出した。ラフマニノフ作曲の『ピアノ協奏曲第2番』に乗った真央は、トリプルアクセルの着氷をなんとかこらえた。出来映え点(GOE)で減点されたが、初戦でいきなり伝家の宝刀を抜いた。
「いよいよ五輪シーズンが始まった。次の試合につながる、まあまあの演技ができた」
氷に片手をついた3回転サルコー以外、残りのジャンプを無難にまとめた。スピンとステップでは最高評価のレベル4を獲得。4分7秒を重厚に演じきると、1万5523人から総立ちで祝福された。記録として公認されないが、3月の世界選手権(カナダ)でマークした134・37点の自己記録を上回る得点をマーク。2位のバンクーバー五輪銅メダリスト、ジョアニー・ロシェット(カナダ)に11点以上の大差をつけた。
「これから伸びしろがたくさんある。向上を目指してがんばりたい」
現役最後のシーズンが幕を開けた。次戦は18日に開幕するグランプリ(GP)シリーズ第1戦のスケートアメリカ。同シリーズに最大ライバルの金妍児(キム・ヨナ、韓国)はけがで不在。取り戻した代名詞のトリプルアクセルを武器に、ソチ五輪の金メダルを目指して滑り出す。
最終更新:10月6日(日)8時56分
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