【ダマスカス=杉山正】シリアの化学兵器廃棄に向け、首都ダマスカス入りしている化学兵器禁止機関(OPCW)と国連の合同査察団は、6日にもダマスカス近郊の化学兵器関連施設に対する立ち入り調査を始める。査察団の関係者が明らかにした。
関係者によると、シリア全土に25カ所ある施設のうちダマスカス近郊の3カ所が最初の対象になる。査察団は、シリア政府が施設の形状などを正確に報告しているかなどを確認。製造機器の破壊も同日から始める可能性があるという。
化学物質の廃棄は来月から始める計画で、兵器などと共に国内の数カ所に集めて実施するという。
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朝日新聞国際報道部