淀川区役所1階の掲示板に貼られたレインボーフラッグ。除幕式に参加した田畑龍生・都島区長(左端)、榊正文・淀川区長(左から2番目)、羽東良紘・阿倍野区長(右端)=2日、大阪市淀川区十三東2丁目 |
【花房吾早子】「LGBT(性的少数者)支援宣言」。大阪市淀川区が9月に発した宣言が、インターネットで反響を呼んでいる。同性愛を公表している米国総領事とタッグを組んだ、異例の「日米共同事業」でもある。
宣言は9月1日、区民だよりに掲載された。区のホームページ、ツイッター、フェイスブックにも載せたところ、一気に広まった。
「何気ない一言のせいで傷つき苦しんでいる人がいることを皆に知ってもらいたい」(東京、両性愛の女子学生=19)。「(LGBTが)生活しやすい社会の構築に私も頑張っていきたい」(東京、元女性の性転換者)。宣言後、区役所にこんなメールが相次いで寄せられた。
LGBTではない人も、ツイッターで「LGBTの人たちも住みやすい街なら、シングルマザーも住みやすそう」とつぶやいた。