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水俣、消えぬ水銀の影 埋め立て地での管理続く

 【【田中久稔】かつて水俣病を引き起こした水銀が、今も熊本県水俣市の水俣湾埋め立て地に眠っている。水俣病公式確認から57年あまり。水質も魚も昔通りに戻ったとされる海だが、埋め立て地の管理は今後も必要で、魚の風評被害も払拭(ふっしょく)されていない。水俣の教訓から世界的な水銀規制をめざす「水銀に関する水俣条約」が、約140カ国の代表団が参加して同市と熊本市で開かれる外交会議で10日、採択される。

トピックス「水俣条約」

 天草の島々を望む穏やかな海に面した広大な公園「エコパーク水俣」。秋晴れの下、子どもたちがサッカーを楽しんでいた。運動場やバラ園などがあり、年間21万人超が訪れる。水俣病慰霊の碑もあり、9日には外交会議で訪れる各国代表団も献花に来る。

 その公園の地下には、高濃度の水銀が埋まる。水俣病の原因企業チッソが垂れ流したものだ。公園は、485億円を投じて1977〜90年に県と国が実施した「公害防止事業」の埋め立て地58ヘクタールの中にある。

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