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【阪神】桧山「幸せ者」引退あいさつ全文

引退セレモニーでナインに胴上げされ最高の笑顔を見せる阪神桧山(撮影・宮崎幸一)
引退セレモニーでナインに胴上げされ最高の笑顔を見せる阪神桧山(撮影・宮崎幸一)

<阪神4-3巨人>◇5日◇甲子園

 阪神桧山進次郎外野手(44)が、「5番右翼」で引退試合に先発出場し、3打数無安打でプロ22年間の現役生活に幕を閉じた。

 桧山進次郎の話 まずはじめに、私、桧山進次郎のためにこのような引退セレモニーを開いていただいた阪神関係者のみなさん、本当にありがとうございました。そしてまた、そのセレモニーに参列していただいたジャイアンツ球団のみなさん、そしてジャイアンツファンの皆さん、ありがとうございます。

 1992年5月30日、伝統あるタイガースのユニフォームに袖を通し、この聖地甲子園で僕はデビューしました。結果は三振です。振り返れば、小さい頃から兄の背中を追い続け、今まで野球をやってこれたのも、丈夫な体で生んでくれた両親のおかげです。そしてまた、どんな時も、明るく接してくれた家族。さり、しゅうせい、そうしゅう、ありがとう。

 22年間、いいときも、悪い時も、温かい声援を下さったファンの皆さん。「代打桧山」をコールされた時、地響きが起こるような温かい声援を下さった。どれだけ勇気をもらったことか…一生忘れません。

 今日ここまで皆さんと共に2回のリーグ優勝を僕は手に入れました。しかしながら、日本一という称号はまだ手に入れてません。この忘れ物をいつか必ず取りに来ます。その時はまた、ファンの皆さん、タイガース球団の皆さん、一緒に戦いましょう。本当に僕は幸せ者でした。22年間、ありがとうございました。

 [2013年10月5日22時3分]

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