2013.10.5 22:26

虎・桧山が引退スピーチ「日本一の称号をいつか取る」

引退セレモニーで挨拶する阪神・桧山=5日、甲子園球場(撮影・大西正純)

引退セレモニーで挨拶する阪神・桧山=5日、甲子園球場(撮影・大西正純)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神4-3巨人、最終戦、巨人12勝11敗1分、5日、甲子園)劇的な逆転勝利のあとに、満員のファンで膨れ上がった甲子園球場で阪神・桧山の引退セレモニーが行われた。

 桧山はマイクの前に立つと、スポットライトを浴びながらスピーチを始めた。「振り返れば小さい頃から兄の背中を追い続け、いままで野球をやってこられたのも、丈夫な体に生んでくれた両親のお陰です。そしてどんなときも明るく接してくれた家族、ありがとう!」とまずは支えてくれた家族に感謝した。

 次に「22年間、良いときも悪いときも温かい声援を下さったファン皆さん、『代打桧山』がコールされたとき、地響きが起こるような暖かい声援を下さった、どれだけ勇気をもらったことか、一生忘れません」とファンに頭を下げた。

 続けて「ここまで皆さんとともに2回のリーグ優勝を僕は手に入れました。しかしながら、『日本一』という称号はまだ手に入れていません。その忘れ物をいつか必ず取りに来ます。そのときはまたファンの皆さん、タイガース球団の皆さん、一緒に戦いましょう」と1985年以来の日本一奪回を誓った。

 最後に「本当に僕は幸せ者でした。22年間、ありがとうございました」と力強い声でスピーチを締めると、スタンドのファンから割れんばかりの「桧山コール」がわき起こった。

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