2013.10.5 21:29(2/2ページ)

阪神、桧山引退試合で逆転劇! 上本が藤浪の黒星消す3ラン

8回、本塁打を放った阪神・上本をグラティポーズで迎えるナインら=甲子園球場(撮影・白鳥恵)

8回、本塁打を放った阪神・上本をグラティポーズで迎えるナインら=甲子園球場(撮影・白鳥恵)【拡大】

 だが3点を追う八回、打線が巨人先発・小山をとらえた。先頭・新井良の中前打、敵失などで一死一、三塁の好機をつかむと、上本がバックスクリーンに飛び込む同点の2号3ラン。試合を振り出しに戻し、藤浪の黒星を消した。さらに二死二、三塁から柴田のゴロを二塁手・藤村がお手玉する間に4点目を奪い、逆転に成功。九回は加藤-福原のリレーで二死満塁のピンチを切り抜け、劇的逆転勝利を飾った。

 桧山は「5番・右翼」で先発出場を果たし、二回一死の第1打席は左飛。3点を追う四回二死二、三塁の好機では右飛に倒れた。七回一死の第3打席は先発・小山の2球目を引っ掛けて一ゴロ。八回の守備からベンチに退いた。

上本(同点3ラン)「まさかだった。(桧山の引退試合に)勝ててよかった」

阪神・中西投手コーチ(藤浪に)「最初の打者に探りながら入り過ぎる。春先に比べるとリズムも悪い」

和田監督(桧山の引退試合に勝ち)「花を添えられた。スピーチは引退する選手のというより、まだこれから戦うという決意表明みたいだった。桧山にはまだ続きがある」

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