(セ・リーグ、阪神4-3巨人、最終戦、巨人12勝11敗1分、5日、甲子園)阪神が桧山の引退試合で見事な逆転勝利を収めた。3点を追う八回、上本が同点3ランを放つなど一挙4点を奪って試合をひっくり返した。先発・藤浪は3点のリードを許して降板したが、打線の奮起に救われ黒星を免れた。
藤浪の2013年シーズン最終先発は、桧山の引退試合となった。大先輩を華々しく送り出したい。「桧山さんの引退試合なので、ゲームを壊さないようにしたいです」。序盤から走者を背負う苦しい展開が続いたが、粘りの投球で「0」を並べた。
しかし、0-0で迎えた四回に捕まった。2連続四球から一死一、二塁のピンチを招き、続く寺内に中堅左への二塁打を許して先取点を献上。さらに二、三塁の場面で藤井彰の三塁へのけん制が悪送球となり、2点を追加された。藤浪は五回の打席で代打を送られ交代。3点ビハインドのまま無念の降板となった。