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【プロ野球】

桧山 5番右翼で引退試合 CSもベンチ入り!

2013年10月6日 紙面から

阪神−巨人 引退セレモニーで、ナインに「グラティ」で祝福される桧山(中央)=甲子園球場で(横田信哉撮影)

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◇阪神4−3巨人

 阪神が逆転勝ち。0−3の8回に上本の2号3ランで追い付き、失策で勝ち越した。藤浪は5イニング3失点だったが、救援陣が奮闘し、安藤は4勝目。巨人は8回に立岡の2失策など計3失策。拙守が響き、小山は8回途中4失点で2敗目。

     ◇

 阪神一筋22年。タテジマがよく似合う桧山は、後輩たちの胴上げで心地よさそうに8度舞った。

 始球式で長男が投手、次男が捕手、自身は左打席に立った引退試合。全盛期を思い起こす「5番・右翼」でスタメン起用され、3打席無安打で途中交代したが、達成感に満ちた晴れやかな表情を見せた。試合後、逆転勝ちのウイニングボールを受け取ると、引退セレモニーへ。巨人の阿部、同僚の鳥谷らから花束を贈られた。

 「22年間、いい時も悪い時も温かい声援をくださったファンの皆さん。『代打・桧山』をコールされた時、地響きが起こるような温かい声援をくださった。どれだけ勇気をもらったことか、一生忘れません」

 チームの低迷が続いていた1990年代、2000年代前半の黄金時代、そして過渡期にある今と、虎の歴史を体感している。そんな44歳は今季の最多4万7046人の阪神ファン、そして席を立たずに見守ったライバルの巨人ファンに感謝の気持ちを伝えた。

 「きょうここまで、皆さんとともに2回のリーグ優勝をボクは手に入れました。しかしながら、日本一という称号は、まだ手に入れていません。その忘れ物をいつか必ずとりにいきます」

 将来的には指導者の道へ。だが、今季はまだ終わってはいない。リーグ制覇こそ逃したが、日本一の可能性は残っている。CSでも代打の神様は健在。「本当の仕事が待っている」。一打に懸けて最後まで突っ走る。 (中谷秀樹)

 

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