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【大リーグ】

レイズ、DS第1戦で大敗 マイヤーズの痛恨落球きっかけに逆転許す

2013年10月6日 紙面から

◇ア・リーグ地区シリーズ レッドソックス12−2レイズ

 【ボストン穐村賢】レイズの若手外野手の凡ミスが試合の流れを大きく変えた。目を疑うような拙守はレイズが2点リードで迎えた4回裏無死一塁の場面で出た。レッドソックスの4番オルティスの飛球は右中間へ。ウィル・マイヤーズ右翼手(22)は右手でジェニングズ中堅手を制し、“俺が取る”と意思表示。だが、次の瞬間、突如捕球を背後のジェニングズに譲った。あっけに取られるジェニングズ。打球は両外野手の拙い連係をあざ笑うかのようにフェンス際で跳ね、そのままスタンドインし、二塁打となった。

 このプレーを契機にレッドソックスは試合をひっくり返し、大勝につなげただけに、マイヤーズも「中堅手が視界に入ったので譲ってしまった。彼は声を出していなかった。完全に自分のミス。あの状況をコントロールして捕球しないといけなかった」とさすがに言葉少なだった。

 傷心の若手に敵地ファンから容赦ない仕打ちもあった。“殊勲”のマイヤーズが打席に入る度に観客席から大音響の「マイヤーズコール」で冷やかされた。動揺したのか、自慢の打撃でも4打数無安打と沈黙した。

 勝敗を染め分ける岐路となったプレーに、マドン監督も「不運だったが普通のプレーのはず」と苦虫を噛みつぶしたような表情。救援陣も崩壊で計12失点という大敗に険しい表情を見せた。ただ切り替えの早さは知将ならでは。「24時間経てば全てが変わる。大敗も惜敗もただの1試合にすぎない。今日の試合で精神的に引きずることはない」と前を向いた。

 

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