コラム
2013.10.03

秋の夜長はエロ・カルチャー三昧。独り寝の夜は、痛快バイブ映画がオススメです

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彼氏がいようといまいと、ビッチだろうと喪女だろうと、どんな女性のもとにも“独り寝”の夜はあります。丸ごと自分だけに使える貴重な時間、ぼやぼや過ごすのはもったいない。オナニー(ONN)、妄想、オトナのオモチャ……明日の、そして未来のエロライフに繋がる“攻め”の独り寝を、独り寝ニスト&バイブコレクターの桃子が提案します。

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ゆっくりDVD鑑賞って贅沢! Photo by Macarena Carolina c: from Flickr

 ひと雨ごとに秋めいていきますね。なんとなく切なくて、人恋しい季節。秋の夜長というくらいですし、独り寝タイムもどんどん長くなります。せっかくだから、この時間を利用して、よりエロい身体と心と頭になれるよう、磨きをかけたいと思うところが、独り寝ニストたるゆえんでしょうか。

 そこで、勝手ながら当連載では10月を「秋のエロカルチャー月間」に決めました! 毎年、秋は食欲優先の私。おいしいものをたくさん食べてプロポーションだだ崩れ → 冬になると服なりブーツなりで、体型をごまかせるというトラップにまんまと引っかかり、さらに食べて体重増加 → 薄着の季節になって、やっと自分のボディラインに驚愕……という毎年の輪廻から今年こそ抜け出すために、2013年は「文化の秋」宣言します!

 第1週目は、DVD。私は映画に詳しい人でも何でもないので、あくまで独り寝ニスト&バイブコレクター的にオススメできる映画を紹介します。世の中にはバイブを100本以上コレクションするOLもいれば、バイブをテーマに映画を撮りたい奇特な監督さんもいるんです。ということで、2本の“バイブ映画”を紹介します。

ヒステリア

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女子同士で見るのもオススメ 『ヒステリア』11月22発売

 セックスもONNも大好き!という快感肯定型女子から、エロに消極的な女子まで、女性全般に見てほしい1本です。見終わった後に、「欲望を解放させるってすばらしい!」って思えるから。

 時は19世紀のロンドン。女性医療を扱う病院の待合室には物憂げな顔の淑女たちが……。彼女たちは、夫に不満があったり、わけもなく悲しくなったり、異常なぐらい性欲があったりして、通院しているのです。当時、それらは全部「ヒステリー」とされていました。

 気持ちがアップダウンしたり、PMSでウツっぽくなったり、夫に対してイライラしたり……って、別に病気でも何でもないですよね。でも当時は、ゴリッゴリの男性社会。男たちが「この女、めんどくせー」と思う事象はすべて「ヒステリー」と一括りにされていたんです。ざっくりすぎて驚きますが、もっとビックリなのがその治療法。ヒステリーの原因は子宮にあると考えられていたので、なんと男性医師が、女性のアソコを手で刺激して絶頂まで導くのです。つまりは、手マン!

 しかも、その治療に当たるのが、若いイケメン医師。それ以前はジジイ医師だったため、病院にはイケメン目当てのご婦人が殺到します。彼女たちを次から次に治療していくうちに、彼は腱鞘炎になり……自分の手の代わりに電動でマッサージできる機械を開発した。それがすなわち、世界初のバイブレーターである、というお話です。ウソのようですが、史実なんですって。

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セクレタリー(Blu-ray Disc)