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「旭日旗」新たな摩擦に=似たデザインも駄目? ―韓国

時事通信 10月5日(土)14時26分配信

 【ソウル時事】欧米諸国ではファッションデザインとして人気がある日本の旭日(きょくじつ)旗だが、韓国では「軍国主義の象徴」として嫌われている。旭日旗の使用を刑罰の対象とする刑法改正案が韓国国会に最近提出され、日韓間の新たな摩擦の種となりつつある。
 朝日を表した旭日旗は、第2次大戦まで軍旗に使用された。現在は自衛隊旗や大漁旗、サッカーの応援などで使われるほか、服のデザインなどにも用いられる。
 しかし、韓国ではナチス・ドイツの「カギ十字」と同様の「戦犯旗」扱い。日韓関係が悪化し、日本での反韓デモに旭日旗が登場することから、ますます目の敵とされている。
 サッカーの日韓戦でもたびたび問題化。7月のソウルでの東アジア杯で韓国応援団が「歴史を忘れた民族に未来はない」と書かれた横断幕を掲げた問題でも、韓国サッカー協会は「日本応援団が旭日旗を掲げたのが発端」と主張した。
 また、事情を知らない韓国の若手芸能人が旭日旗模様の衣装を着けて厳しく非難され、謝罪するケースも相次いだ。
 似たデザインもやり玉に挙げられ、韓国メディアは昨年のロンドン五輪の体操日本チームのユニホームも問題視した。ただ、一部メディアは「わざと旭日旗柄の服を着るのは反対だが、似たデザインまで非難するのは一種の魔女狩りだ」と行き過ぎを戒める声も伝えた。
 日本政府は「旭日旗のデザインは、日本国内では広く使用されており、軍国主義の象徴だという指摘は全く当たらない」(菅義偉官房長官)との立場で、韓国側に冷静な対応を呼び掛けている。 

最終更新:10月5日(土)14時38分

時事通信

 
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