UPDATE 1-米下院民主党、無条件の暫定予算案採決可能にする方法模索　政府機関の再開目指す

(内容を追加します)

［ワシントン　４日　ロイター］ - 米民主党の下院議員は４日、政府機関の早期再開に向け、付帯条件なしの暫定予算案を強制的に採決にかける方法を模索していることを明らかにした。

民主党下院議員が検討しているのは「discharge petition」と呼ばれる手法で、下院議員４３５人のうち２１８人の申し立てがあれば、法案を委員会から下院本会議に送付することが可能になるというもの。ただ過去に活用された事例はほとんどない。

ペロシ議員（民主党）は記者会見で「これは政府機関の再開を目指した超党派的な試みだ」と説明した。

ミラー議員（民主党）によると、状況が狙い通りに進んだとしても、下院での手続き完了には１週間程度必要となり、本会議での採決は早くても１４日になることが想定される。ただ、１４日はコロンバスデーの祝日にあたる。

下院の共和党指導部はこれまで、医療保険改革法（オバマケア）の撤廃もしくは延期を盛り込まない暫定予算案を可決しようとする民主党の動きを封じ込めている。

多くの民主党議員や一部の共和党議員は、下院で付帯条件なしの暫定予算案が採決にかけられれば、承認されると予想している。