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香港の団体 当面の出港困難に
10月4日 22時32分

香港の団体 当面の出港困難に
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沖縄県の尖閣諸島に近く再び上陸すると宣言していた香港の活動家の団体が、香港の当局による船の安全検査の結果、船体に新たな不備が見つかったとして当面は出港が難しくなったと明らかにしました。

この団体は、去年8月に沖縄県の尖閣諸島の魚釣島に上陸し、メンバーが逮捕、強制送還された香港の活動家の団体「保釣行動委員会」です。
この団体は、近く再び島に上陸すると宣言し、船の航行の許可を得るため、4日、香港の海事当局による船体の安全検査を受けました。
しかし、当局は、検査の結果、船底の構造や船室の外壁に不備があると通告し、航行の許可を与えませんでした。
この団体は、修理には数週間かかることから尖閣諸島に向けて出港するのは、当面は難しくなったとしています。
団体はことし8月と先月にも香港の海事当局による安全検査を受けましたが、いずれもそれまでの検査では指摘されなかった新たな不備を指摘され、不合格となっています。
このため、団体は「日中関係を過度に悪化させないよう中国政府が働きかけて検査を長引かせているのではないか」と反発しています。
団体は「これまでの修理で日本円で500万円以上を費やし、活動資金が不足してきているが今後も上陸を試みる」と話しています。

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