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経済
【経済裏読み】中国をギャフンと言わせたパナの「技術力」…「反日」より「命」、PM2・5めぐり中国がパナ表彰
高くても日本製
中国の家電情報サイトなどによると、PM2・5が話題となった1月は特に売れ行きが突出し、パナソニックは前年度比2倍の売り上げ。シャープ、ダイキンも前年同月比で3~4倍を売り上げているという。
メディアもやや皮肉な表現を交えて紹介。香港のアップルデイリーは2月、「日本製品ボイコットよりも命が大事、日本製空気清浄機が売れている」と掲載した。家電製品情報を提供している中国最大規模のIT専門サイト「ZOL」も空気清浄機の特集を組んで、シャープ、パナソニック、ダイキンの製品をとりあげており、評価は上昇中の様子だ。
ちなみに価格だが、日本の空気清浄機は1台あたり4千~5千元台の製品がよく売れており、日本円では6万円台から7万円台にあたる。中国製品の売れ筋は2千~3千元(3万~4万円台)で、これと比べるとかなり高い。
高価格の理由は、新製品の宣伝費もあるそうだ。だが、中国では実のところクーラーや液晶テレビを買うより高くつくという。
よい製品はナショナリズムを破る
思い起こせば日本が昨年9月に尖閣諸島を国有化した際、山東省、江蘇省などのパナソニックの工場では反日デモ隊が暴徒化し、設備の破壊や放火などで操業停止という事態にまで至った。
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