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風疹で障害の赤ちゃん 問答集公開10月5日 4時38分
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去年からの風疹の流行で、母親が妊娠中に風疹に感染したことで、目や耳などに障害が出る赤ちゃんの数が今後さらに増えるとみられることから、国立感染症研究所は検査方法や相談窓口などをまとめた問答集をインターネットで公表しました。
風疹は妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんが心臓や目、耳などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあり、去年から続く流行で、これまでに「先天性風疹症候群」と診断された赤ちゃんは全国で19人に上っています。
こうした赤ちゃんがこの冬にかけてさらに増えるとみられることから、国立感染症研究所は診断のしかたや支援制度をまとめた問答集をホームページで公開しました。
この中では「先天性風疹症候群」の特徴や診断方法のほか、全国の16か所に設けられた専門の相談窓口や育児を行ううえでの注意点などが詳しく紹介されています。
この問答集は保健所などの担当者が保護者から相談を受けた場合を想定して作られましたが、国立感染症研究所は一般の人にも参考にしてもらい、赤ちゃんや保護者の支援体制の充実につなげたいとしています。
国立感染症研究所の多屋馨子室長は「赤ちゃんの成長や発達を社会で支えていきたいという思いで作ったので、ぜひ役立ててほしい」と話しています。
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