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文芸評論家の秋山駿さん死去
10月3日 15時16分

人間の内面を深く洞察した幅広い評論で知られる、文芸評論家の秋山駿さんが、2日、食道がんのため、東京都内の病院で亡くなりました。
83歳でした。

秋山さんは東京都出身で、大学を卒業後、新聞社に勤務しながら文芸批評を執筆し、昭和35年に評論「小林秀雄」で文芸誌「群像」の新人文学賞を受賞しました。
秋山さんは、小林秀雄や中原中也といった著名な批評家や作家を論じて注目されたほか、戦後の日本社会に衝撃を与えた事件をテーマに、現代人の精神に鋭く迫った「内部の人間」など文芸以外の評論でも知られました。
秋山さんは、新聞社を退社したあとは、大学で教べんをとりながら執筆を続け、中でも世界史上の英雄と対比しながら織田信長を論じた評論、「信長」は高く評価されました。
秋山さんは、最近も文芸誌でエッセーを連載するなど執筆活動を続けていましたが、このところは体調を崩していたということです。

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