改正暴力団対策法に基づき、佐賀県から特定抗争指定暴力団に指定された指定暴力団九州誠道会(福岡県大牟田市)が、「指定は憲法違反」として佐賀県に取り消しを求めて提訴した。25日に佐賀地裁で第1回口頭弁論がある。
トピックス:九州誠道会×道仁会佐賀県は昨年12月、誠道会と指定暴力団道仁会(福岡県久留米市)を特定抗争指定暴力団に指定。公安委員会が設定した警戒区域内で組員が組事務所に出入りしたり、5人以上で集合したりすれば、すぐに逮捕されるようになった。
誠道会側は訴状で、改正暴対法は憲法が保障する集会・結社の自由を侵しており、「指定は違憲・違法な処分」と主張。佐賀県側は「裁判で適切に対応したい」とコメントしている。
誠道会は、指定取り消しを求めて、福岡県を相手取った訴訟も起こしている。