【動画】福島沖の浮体式洋上風力発電施設の風車が完成=福留庸友撮影 |
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【上栗崇】福島県沖約20キロの海上に、直径80メートルの風車が現れた。土台は船のように浮き、水面から一番高くなる羽根の先まで106メートル。経済産業省の委託で丸紅などが建て、来週にも試運転を始める。今は1基だが、2年後には3基の風車を備えた世界初の海に浮かぶ風力発電所が完成する。
風車の名前は「ふくしま未来」。出力は2メガワットで、3基が完成すれば1万世帯超の消費電力をまかなえる。陸には事故を起こした福島第一原発が見える。最先端の風力発電所は福島復興のシンボルとしても期待されている。