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レール放置「大丈夫と思った」 現場社員10月5日 4時15分
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JR北海道が補修が必要なレールをそのまま放置していた問題で、現場の社員が、国の聞き取りに対し「列車がほとんど通らないので大丈夫だと思った」などと話していることが新たに分かり、国土交通省は安全管理の態勢だけでなく、会社の体質にも問題があるとみて調べています。
JR北海道では、先月19日に函館線で起きた貨物列車の脱線事故の現場付近など合わせて270か所で、レールの幅などが社内の基準を超えたまま、補修せず放置されていたことが明らかになりました。
国土交通省が特別保安監査の中で、レールの補修を直接担当する複数の社員に、なぜ放置したのか尋ねたところ「列車がほとんど通らない場所なので大丈夫だと思い、先延ばしにしてしまった」とか「優先順位が高いところから補修していて忘れてしまった」などと話していることが新たに分かりました。
国土交通省は、4日、JR北海道に対し、補修の実施状況を確実に把握できるよう改善を指示していますが、安全管理の態勢だけでなく、会社の体質にも問題があるとみて、鉄道事業法に基づく事業改善命令も視野に監査結果の分析を進めています。
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