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対馬 外来のスズメバチを駆除
10月5日 8時8分

対馬 外来のスズメバチを駆除
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日本の固有種のニホンミツバチを使った養蜂が盛んな長崎県の対馬市で、国内で初めて確認された外来種のスズメバチがミツバチを襲う被害が相次いでいることから、地元の対馬市が巣の駆除に乗り出しました。

長崎県の対馬市では、去年10月、中国やインドなどに生息する「ツマアカスズメバチ」が国内で初めて確認され、地元の対馬市が、先月から実態調査を行った結果、市内の少なくとも32か所で巣が見つかりました。
対馬市では、日本の固有種のニホンミツバチだけを使った養蜂が盛んですが、スズメバチがニホンミツバチを襲う被害が相次いでいることから、対馬市が巣の駆除に乗り出しました。
4日行われた駆除には、スズメバチの生態に詳しい京都産業大学の高橋純一准教授が参加し、ゴンドラがついたクレーン車で木の枝に作られたスズメバチの巣に近づき、殺虫剤を噴射したあと、枝ごと切り離しました。
巣は大きさがおよそ2メートルあり、中には働き蜂が2000匹から3000匹、女王蜂のさなぎが1000匹ほどいたということです。
高橋准教授によりますと、先月、対馬市で捕まえたツマアカスズメバチを調べた結果、中国や韓国で生息しているものと遺伝子の型がほぼ一致したということで、高橋准教授は「船に紛れ込むか、風に運ばれて中国や韓国から入ってきた可能性が高い」と話しています。
対馬市ではできるだけ早くすべての巣を撤去したいとしています。

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