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【モータースポーツ】

【WRC】オジエが初王者獲得 母国での決定に「最高にうれしい」〜トップはソルド

2013年10月5日 8時27分

第11戦ラリー・ド・フランスDAY1

ラリー初日のタイトル決定を喜ぶオジエ(右)とコドライバーのイングラシア(カメラ=小林直樹)

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 【ストラスブール(フランス)古賀敬介】世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・ド・フランスが3日、当地で開幕。市街地でスペシャルステージ(SS=競技区間)1が行われ、セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン=VW)が初のドライバーズチャンピオンに輝いた。同大会はトップ3にボーナスポイントが加算されるパワーステージがSS1に設定されており、タイトル獲得の条件が整ったため。オジエは母国で栄冠に輝いて喜びを爆発させた。

 前戦オーストラリアでわずか1ポイント及ばなかったオジエ。迎えた母国戦は、通常最終ステージに設けられるパワーステージがオープニングになる。ただ一人オジエのタイトルを阻止できるT・ヌービル(フォード)は、優勝(25ポイント)に加えてパワーステージで1位(3ポイント)になって28ポイントを取らなければ権利を失う。だが、SS1で2番手に終わり、その瞬間オジエのタイトルが決まった。

 SSをスタートして3位でフィニッシュしたオジエは「信じられない気分だ。最高にうれしい! どうやって喜びを表現したら良いか分からない」と興奮気味に語った。SS1はD・ソルド(シトロエン)がトップだった。

 そして、「子供のころからの夢、WRCチャンピオンになるという夢がついにかなった。しかも自分の国でのラリーでね。でも、これは僕だけのタイトルではない。コドライバーのジュリアン・イングラシアや、すべてのチームのスタッフの支えがあったからこそ成し得ることができた。関係者全員に感謝したい」と続けた。

 最終走者としてオジエのすぐ後でフィニッシュした9年連続王者のS・ローブ(シトロエン)は7番手タイム。「この短いステージで無茶をする必要はないと思った。本当の勝負は明日からだ」と、これがラストWRCになるにも関わらず相変わらずクール。だが、「オジエにはおめでとうと言った。僕も初めてチャンピオンになった時は、本当にうれしかったことを覚えているからね」と、かつてのチームメートの戴冠に笑顔で賛辞を贈った。

 

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