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キム・ヨナがGP欠場 浅田真央には“不利益”だらけ

【その他スポーツ】

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2013年9月30日 掲載
永遠のライバル/(C)日刊ゲンダイ
 安藤美姫(25)の復帰戦(ネーベルホルン杯=ドイツ)が話題になった先週のこと、「女子フィギュアの女王」こと、キム・ヨナ(23)故障の一報が韓国から飛び込んできた。

 3月の世界フィギュアに優勝したキム(浅田は3位)は8月中旬から右足の甲に痛みを感じていたが、最近激しく痛み出し、検査の結果、右足の骨が損傷していることが判明。全治6週間の診断を受けた。これによりエントリーしていたGP第2戦のスケート・カナダと第5戦のフランス杯の欠場を決めた。

 五輪でメダルを狙う選手にとって今季のGPシリーズは特に重要だ。五輪で演技するプログラムを審判団に披露し、完成度の高い演技を見せてアピールすれば五輪の採点にも影響する。キムの場合はぶっつけ本番になるばかりか、GP欠場により現在24位という世界ランクのアップもない。当然、ソチ五輪でのショートプログラムは下位グループでの演技となる。

 フィギュアの成績は審判の主観によるところが大きい。トップ選手が集まる終盤の組はプログラム構成点なども高くなる傾向にある。レベルの低いグループで演技するキムにとっては厳しい条件となる。

「日本のファンは、浅田真央(23)がキムに負けたバンクーバー五輪の借りを金メダルで返してもらいたい。真央だってそれを願っているはずです。フリーの演技前に僅差になっていれば、瞬間視聴率は前回の五輪(関東46.2%、関西46.3%、名古屋50.6%=ビデオリサーチ調べ)以上でしょう。それが、戦う前からライバルは不利な条件に置かれることになった。そんなキムに勝っても金メダルの価値は下がるし、ファンの高揚感もない。逆に、勝って当たり前のキムに負ければ、引退後の商品価値は急落する。いずれにしてもキムのGP欠場は真央にとっては凶報です」(フィギュア関係者)

 浅田の胸中やいかに。
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