警察庁、全国で「サイバー補導」 ネット監視で性非行防げ
警察庁が、インターネットの掲示板や交流サイトで、援助交際や下着の販売を持ち掛ける書き込みをした18歳未満の子どもを「サイバー補導」するよう全国の警察に指示する方針を決めたことが2日、同庁への取材で分かった。今月中に通達を出す。
ネットを通じたやりとりは親も気付きにくく、警察庁は従来の街頭補導では被害を食い止められないと判断した。
18歳未満の子どもによるとみられる不適切な書き込みをサイバーパトロールで警察官が見つけた場合、身分を明かさずにやりとりする。実際に子どもと会った時点で、警察官であることを告げて警察署などに連れて行き、直接注意や指導した後、親に引き渡す。