アニメも観て原作も読んでます。
まず、1.ですが、ちせが敵の最終兵器と戦いに行く・・・というのは間違った認識です。最終兵器は「ちせ」だけで、敵は最終兵器など持ってません。あのシーンは残存の外国兵力と戦いに行くのです。空から突き出ている尖った巨大な物体は全て「ちせ」です。
1.2.3.は全部関連してますので纏めて答えますが、アレは全部「ちせ」で"ちせ"です。・・・と言いつ、ちせであって"ちせ"で無いとも言えます。
ちせはその時点ではもうかなり最終兵器に侵食され、「最終兵器」になってましたので、実はあの展望台に来たのは「ちせ」の一部です。港町以降ちせは進化し続け、既に本体は地球を全て掌握するくらいの規模の巨大な兵器になってます。で、"ちせ"の記憶にあったシュウジとの大切な場所にシュウジに会いに、「ちせ」は嘗ての"ちせ"の姿を作って一部を行かせたのです。既にこの時人間の"ちせ"は原型を止めていない為、このような形で展望台に行ったという理由です。
つまりこのちせは"ちせ"なんだけど、嘗てのシュウジのちせでは無いという事です。「ちせ」が作った"ちせ"なので途中ウデがもげたりするわけです。
作った・・と言う言い方が分かり難いなら再構築した・・・とでも・・・
しかし、展望台に来たちせも昔の"ちせ"も最終兵器の「ちせ」もみんなちせと最終兵器の細胞や分子等で出来ているので、どっちにしても全てちせなんですね。
記憶がだんだん戻るのは「ちせ」自体が1番大切な事・・つまりシュウジを守る事を最大の目標としていた為、最終兵器に殆ど進化してしまってもそれだけは記憶バンクの奥底に大事に仕舞っておいたのです。
アニメは原作とは微妙に異なるラストにしてしまってましたので、本当の「最終兵器彼女」を知りたければ是非とも原作を読まれる事をお勧めします。ラストシーンの意味もよく分かりますよ!
表記の件ですが・・・"ちせ"が人間としてのちせ
「ちせ」が最終兵器としてのちせと考えて頂ければ幸いです。
投稿日時 - 2007-02-03 01:29:04