9月27日(金)

シリーズ式年遷宮(4)「お出かけスポット」

式年遷宮で盛り上がる伊勢神宮。食の神様が祀ってある外宮周辺では、食の大切さを知ってほしいと御饌丼（みけどん）を売り出しています。
「御（み）」は尊いもの。「饌（け）」は食べ物をさします。
御饌丼は特定の食材を使ったどんぶりではなく、伊勢志摩地方の特産物の食材を使い、地元の米や水を使うことなどが条件です。扱っているお店は16店舗あり、シラスをふんだんに使ったものや伊勢地鶏を使ったものなど様々で、オリジナルの御饌丼を食べることができます。
式年遷宮に関連したスイーツやお菓子などを販売しているお店もあり、式年遷宮の行事、お白石持行事にちなんだクッキーを販売するお店やお餅をお白石に見立てたプリンを販売するお店もあります。
外宮から内宮を結ぶ「神都バス」は昭和30年代まで走っていた路面電車「神都線」を再現したものです。伊勢神宮は参拝した日は誰もが縁起の良い日とされているため、おみくじがありませんが、おかげ横丁などのお店ではおみくじを買うことができるお店もあります。江戸時代のお伊勢参に登場する「おかげ犬」をモチーフにしたおみくじが人気です。「おかげ犬」は病気などで来られないご主人に変わって犬がお伊勢参りを行い、道行く人に助けられながら無事にお伊勢参りを成し遂げたと言います。今では、お守りとして人気が高まっています。