'13/10/4
三次「願橋」銘板損壊5件目
三次市の馬洗川に架かる願橋(ねがいばし)で、橋のステンレス製銘板が壊される事件が相次いでいる。2日にも3文字が取り外されているのが見つかった。橋が開通した昨年8月以降、被害は合わせて5件。市は現場近くに防犯カメラを設ける。三次署は器物損壊容疑で捜査するとともにパトロールを強化する。
市建設部によると、2日午後2時半ごろ、近くを通った市職員が三次町の右岸下流側にある銘板の「ね」と「し」の全部、「が」の一部が外されているのを見つけた。
これまで文字が取り外される被害は三次町の右岸下流側に集中している。昨年10月4日に「ね」と「が」、同15日には「は」と「馬」と「2012」、昨年12月11日に「川」、ことし9月8日に「ば」の一部が取り外されていた。また、最初の被害が確認された昨年10月4日には、三次町の右岸上流側でも「が」と「ば」がずれていた。
市は対岸の十日市地区側に予定していた防犯カメラの設置場所を、三次町の右岸上流側の歩道脇に変更。今月中旬、取り付ける。
市は工事現場への視察など外出時に願橋を意識して通るよう建設部職員に呼び掛けている。また、銘板が外れないように、土台の石に埋めるか貼り付ける工法を検討している。
三次署は「同一犯の可能性もある」として、パトロールの回数を増やす。
【写真説明】文字が壊される事件が相次いでいる願橋の銘板