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【政治】

「汚染水管理徹底を」 規制委、東電社長に指示

会談に臨む東京電力の広瀬直己社長(左)と原子力規制委事務局の池田克彦長官=4日、東京・六本木で

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 東京電力福島第一原発の地上タンクから高濃度の放射性ストロンチウムなどを含む処理水が相次いで漏れた問題で、原子力規制委員会事務局の池田克彦長官は四日、東京電力の広瀬直己(なおみ)社長を呼び、現場の管理体制を強化するよう指示した。

 池田長官は、東電が再稼働申請した柏崎刈羽原発(新潟県)で安全管理をきちんとできるのか、一週間程度で文書で報告するよう指示。さらに、ほかの発電所から福島第一に人員を回し、管理体制を整えることを求めた。

 池田長官は「現場の管理能力が著しく低下しており、誠に遺憾」と指摘。広瀬社長は「大変申し訳ない。人、物、金を投入し、しっかり対応したい」と答えた。

 第一原発では、八月に処理水三百トンが漏れた。今月二日にも、タンク周辺の堰(せき)にたまった雨水の移送先のタンクが傾いた場所にあったため、満水になったことに気付かず、低いタンクから処理水があふれた。

 

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