大阪維新の会:「都構想推進本部」を設置へ
毎日新聞 2013年10月05日 00時08分
大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は4日、大阪市内で全体会議を開き、橋下氏を本部長とする「大阪都構想推進本部」を党内に設置することを決めた。都構想が争点だった9月の堺市長選で公認候補が敗れたことを受け、来年秋にも予定される大阪市の住民投票に向けて住民の理解を得られるよう今後、タウンミーティングなど広報活動に力を入れる。
橋下氏はあいさつで、市長選で公認候補が現職と約5万票差の約14万票を得たことを挙げ、「負けは負けだが、まだまだ強く支持されている。原点に返って市民に訴えかけたい」と述べた。執行部に対し、敗北の責任を問う意見は出なかった。
また大阪市議団が、不祥事を巡り不信任決議案を可決された維新の美延映夫(みのべ・てるお)大阪市議会議長の去就についても協議し、辞任の必要がないことを確認した。8日までに美延氏から結論を聞く方針。
自民、公明、民主系の3会派は、議長を辞任しなければ10日の本会議で審議拒否する構えをみせている。【林由紀子、村上尊一】