大阪維新の会:松井幹事長、美延市議会議長の辞職示唆
毎日新聞 2013年10月05日 01時13分(最終更新 10月05日 01時46分)
大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は4日、大阪市内で全体会議を開き、敗北した堺市長選について総括した。会合後、大阪市議団らが、不祥事を巡り不信任決議案を可決された維新の美延映夫(みのべ・てるお)市議会議長の去就についても協議し、松井一郎幹事長(大阪府知事)は記者団に「本人に心労があると聞いている。不信任の事案ではないが、本人の意思を再確認し、思いを尊重しようとなった」と、議長の辞職を示唆した。市議団は8日までに美延氏から結論を聞く方針。
公明、自民、民主系の3会派は、議長を辞職しなければ10日の本会議で審議拒否する構えをみせている。
全体会議では、橋下氏を本部長とする「大阪都構想推進本部」を党内に設置することを決めた。都構想が争点だった堺市長選で敗れたことを受け、来年秋にも予定される大阪市の住民投票に向けて住民の理解を得られるよう今後、タウンミーティングなど広報活動に力を入れる。【林由紀子、村上尊一】