【ワシントン=共同】隕石(いんせき)が衝突した跡との説があった火星のクレーターが、数十億年前に巨大な火山が爆発的に噴火してできたカルデラ地形と分かったと、英国の自然史博物館と米航空宇宙局(NASA)のチームが英科学誌ネイチャーに発表した。
この火山は容積が数千立方キロという大量の噴出物を大気中にまきちらして崩壊し、「エデン」と呼ばれる幅55~85キロの盆地になった。無人探査機「キュリオシティ」が赤道近くで分析した細かい砂状の岩石もこの時の名残らしい。
チームは太古の火星では火山活動が活発に起きていた可能性があると指摘。赤い惑星の成り立ちを知る重要な手掛かりになりそうだ。
チームは火星の北半球にあってクレーターが点在するアラビア大陸と呼ばれる領域に着目。米欧の探査機が軌道上から観測した地形データを分析し、エデンの周囲に隕石衝突に伴う破片などの特徴が見られないのを確かめた。一方で噴出口や溶岩湖の痕跡などが見つかり、火山の噴火によるものと結論付けた。
キュリオシティ、NASA、巨大噴火
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