【合田禄】地震を起こすエネルギーが世界各地の地中にどれほどたまっているかを調べたところ、沖縄など南西諸島や小笠原諸島の付近など17カ所で、マグニチュード(M)9クラスが起こるおそれがあることが分かった。静岡大の生田領野(いくたりょうや)助教(地震学)らが7日から始まる日本地震学会で発表する。
地球の表面を覆うプレート(岩板)の境界では、移動するプレートが陸側のプレートを引きずりながら潜り込み、陸側に元に戻ろうとするエネルギーがたまる。はねあがる時にエネルギーが解放され、地震が起きると考えられている。
生田助教らは、公開されている地質調査や全地球測位システム(GPS)などからはじき出したプレートの動く速度から、1900年から2010年までの過去111年間で沈み込んだ長さを推定。国際地震センター(英国)が持つ同期間の9248個の地震の記録と照らし合わせて、プレートが元に戻った長さを求めて、たまっているエネルギーを算出した。
火星探査、はやぶさ、流星群などのニュースを集めました
山中教授の医学生理学賞受賞などのニュースを集めました
全国16原発の放射能拡散予測なども掲載しています
全国の地すべり地形と人工地形の分布マップを掲載しています
住所・地域検索で地震発生時の揺れやすさをシミュレーション
巨大地震発生時の各地の揺れや津波をシミュレーション
全国の活断層マップを掲載しています。震度予想データも