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<内乱陰謀事件>RO組織員、北朝鮮密入国の可能性…北から活動資金も?
2013年09月04日13時42分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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統合進歩党の金美希(キム・ミヒ)議員(左)が3日、国会政論館の入り口で、5月10日の昆池岩会合に出席したかどうかを尋ねる質問に口を閉じている。この日午前、同党の金在ヨン(キム・ジェヨン)議員(右)が自分をRO組織員と主張したセヌリ党の金鎮台(キム・ジンテ)議員を告訴するという内容の記者会見をした後、政論館を出ている。 |
3日の公安当局によると、国家情報院は5月12日にソウル合井洞マリスタ教育修士会で開かれた会合などに参加したRO組織員約130人の身元把握作業を行っている。身元を把握した後、内部情報提供者を通じて、すでに確保した録音物や捜査内容などを基礎に発言の程度と組織内の役割を糾明する方針だ。
公安当局の関係者は「家宅捜索の対象だった李議員ら核心組織員10人のほか、残りのRO組織員も内乱陰謀の共犯で捜査が避けられない」と述べた。
また国家情報院はRO組織員が正式に承認を受けた訪朝のほか、密入国などの方法で北朝鮮側の人物と接触した可能性についても捜査中だ。統一部によると、李議員は05年と07年の2回、観光目的で訪朝の承認を受け、金剛山を行っている。
国家情報院はキム・グンレ統合進歩党京畿道党副委員長(49)とチョ・ヤンウォン社会動向研究所代表(51)のRO組織員2人が、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時に承認を受けて訪朝した事実を確認した。また国家情報院は、他のRO組織員が北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去前後の2011年と2012年、中国に出国した後、しばらく行方不明だった点に注目している。
国家情報院はROが北朝鮮から活動資金の支援を受けた可能性についても確認している。李議員が設立・運営してきた企業の資金の流れを追っている。国家情報院は昨年“国庫詐欺”捜査過程で露出したシーエヌコミュニケーションズ(CNC)の代わりに社会動向研究所がROの資金源の役割をしたとみている。
公安当局はROが北朝鮮の指令を受けて活動した事実が立証される場合、国家保安法上の反国家団体構成(3条)容疑を適用する方針だ。公安事件を主に捜査してきたある部長検事は「2011年の旺載山(ワンジェサン)事件捜査当時、各種証拠を確保しながらも、反国家団体と認められなかった」とし「ROの実体を明らかにするためには各種証拠はもちろん、陳述や状況まで緻密に確保する必要がある」と述べた。
これまで捜査の指揮に力を注いできた検察は6日から、送検されたホン・スンソク統合進歩党京畿道党副委員長ら容疑者3人の捜査に入る。
◆金在ヨン・金美希議員もRO組織員?=公安当局が「統合進歩党の国会議員2人もRO組織員」という疑惑を提起した中、統合進歩党の金在ヨン(キム・ジェヨン)議員、金美希(キム・ミヒ)議員が「組織員疑惑」を否定した。国家情報院がRO会合と規定した5月12日に参加したが、これは内乱陰謀を試みたRO会合ではないと主張した。
金美希議員は「ROは初耳で加入しなかった」とし 金在ヨン議員は「5月の会合には行ったが、ROの会合ではなかった」と主張した。しかし金美希議員は公安当局が明らかにした5月10日のRO会合については回答を避けた。