共同代表声明 3
共同代表 荘司信行・西田稔
共同代表制という制度とはどういうものなのか?
この制度に対する基本的な理解が武本氏には、残念ながら出来ていないようです。
まずこの制度での組織運営は非常に難しいものです。何故なら、この制度における運営は全員の合意によるという絶対ルールが基本にあるからです。
何故ならと言えば、同じ言葉の繰り返しになりますが、全員が代表権を持つからということです。
つまり、如何にも民主的に思える多数決原理はこの代表制度の中では、妥当性を持つとは見なされないというのがこの制度の特徴で、言い替えれば全員が拒否権を等しく持つといえば武本氏でも理解できるでしょうか?
そこが武本氏には理解できていないことが、今回の混乱の唯一の原因です。
わたしたちはその拒否権の発動として武本氏が強引に行った監査報告のホームページ上における削除を実行しました。これは共同代表としての編集權と拒否権の発動です。
しかも元代表の名誉を棄損する犯罪的な行為によって子ども福島自身が訴追されるのを防ぐ緊急避難としても必要で正当な行為です。 そこが理解できるでしょうか?
更に、現在武本氏は、勝手にHP の編集ID を変更し、他の代表權者の権限を奪うという、通常では考えられない行為に及んでいます。 これもご理解頂けるでしょうか?
武本氏が述べる彼の権限の源は、事務局担当を任されたからだそうなのですが、共同代表という存在には上記のような権限はありません。権限を有しない武本氏がこのような行為に及ぶ心理をどう理解すればよいのか? 私たちには到底理解することが出来ません。
もう一つ理解が出来ないのは、我々共同代表全員が吉永氏に7月に会計書類の返還請求をしたにも拘らず、未だに返還されていない事。その吉永氏の不法行為に対し武本氏が擁護を繰り返し、法的返還請求の実施を拒絶し続けていることです。
お判りとは思いますが、この会計文書が無ければ、今年度の会計中間報告も出来ず、昨年度の怪しげな吉永監査報告も精査できず、つまりは寄付金受諾再開も出来ない=当然、子ども福島の根本機能を棄損する事になります。そのことを私達は言い続けて来ました。
さて、一部に今回の総会の監査報告が何の問題もなく通過したとの誤解があるようです。武本氏によって、疑議深い監査報告(武本氏はこの報告を立派な監査報告と呼んでいます)が公開された当日、決定的な申し入れが共同代表者会に提起されていました。
その内容は、保養班が42万円の経費支払いを受け、且つ調査した吉永氏本人がその事実を認めておきながら決算書への計上を認めず(?)、結果33万円の不明金があるという決算報告はおかしいのではないか? その後、調査結果はどう出ましたか?
というものでした。
経費として支払われたものが、決算書に計上されない(?)と言うことの意味が理解できない、つまり決算書というものが読めない武本氏(彼自身が良く判らないと発言しています)には、いくら説明しても判らないようで、今日にまで至っています。その事実が存在するだけで精査し直さなければ、そもそも新たな決算書など作れないという意味さえもご理解いただけていません。
決算行為の基礎的な説明をしても理解されないまま、議事録未完成云々等の横道に議論が迷い込み、挙げ句、「見解の相違」とふんぞり返られては、ほとんど落語のオチを聞かされると言うべきで、呆れて続けて3ヶ月目を迎えています。
そして、26日の「怪しい」監査報告書の強引な公表に至っています。
子ども福島内部での対立・混乱がダダ漏れしてしまいましたが、不法行為を阻止ししなければ子ども福島自体が訴追の対象に陥る状況は、武本氏自身によって作り出された事態である事を正しくご認識頂きたいと思います。
調査を継続するとした総会決議を理解しようとせず、(かなり多くの会員が、意図的な吉永報告書により、再精査は必要ないと刷り込まれているようですが)再三にわたる我々の再精査請求を拒否権で遅延させる意味は何なのか、私達には未だに理解出来ません。
正常化とは事実を明らかにする事です。問題を一人の人間に被せて事を終える事ではありません。それは子ども福島の為になるとは思えません。
間違いは間違いとして認めるとしても、今回の出来事は代表一人の問題としてではなく、会全体の未熟さが生んだものとして受け止めようと、私は総会で発言し、多くの参加者は賛同してくれました。しかし今回の武本氏の行為はその真逆の行為だったと私達は思います。
以下に、議事の記録テープの書き起こしを添付しました。
武本氏達に確認するよう申し入れしていた記録テープです。常識的な判断力と決算書を作ると云う事がどういうことか理解出来るのであれば、この吉永監査報告を再精査せずに公表をする事など、到底許されない事である事がご理解頂けると思います。
そのことを私達は意を尽くして説明して来た事も申し上げておきます。
毎年決算書を書いている者としては、会員の皆さんが、以下に記された吉永氏の会計のプロと呼ぶにはあまりにも酷い非論理性に気が付かれることを祈るばかりです。
2:10
(吉永) 事実としては2012年の未清算の費用、それを吉野さんがお取りになることが出来ずに、6月15日・半
年後に保養班の通帳から支出されたと云うのが恐らく事実ではないかなと思っています。
ただこの事については監事に報告しましたが2011年については、不明であるので(筆者:??)ここ
には入れないと云う形の処理で行きましょうと云う事になりました。(筆者:??)
という事で(筆者:??)不明金としてはマイナス33万で、これ(筆者注:保養班42万円)を入れるとプ
ラスになりますと云う事なのですが、このへんの議論をして行きますとそもそも未払い金等の残高が
不在な2011年の現金繰り越しが確認できないので、事実証明ができ無いという現金不明ですのでプ
ラスになろうがマイナスになろうが(筆者:??)合っていないと云う事実については、それは同じとい
う事になります。
2:13
(辺見) それで私達は会計調査を吉永さんに頼んだ訳なので、この残高差異をこのまま認める他はないと云
うのが役員会の結論で、その後、組織改善提案でもさせて頂いておりますが、これで終わりではなく
解明を続けると云う事を新役員に委ねる形になりますが、会計の透明化を図って行くとしか言いよう
が無い。
(副議長) あれはどうなんですか?吉野さんに出した42万について吉永さんは、監査がそれを前年度分
として認めないと云う事だそうですけどーーー。
だから入れなかったと、今おっしゃいましたけどーーー。
(吉野) (監査の認定は)事実としておかしい。じゃ説明させて頂きますが、保養班は財布が一緒になることが
無いように、全額1年間を建て替えでやっている。全額一旦自分で出して、年度が終わって確定した
ら戻してもらうと云うやり方でやって来たのです。
ですから、12月3日に現金支出されたと云う事で領収書を先に書いてもらう、その時点で同じ金額で
相殺して貰うとしている。ただ自分で現金を受け取るのが遅くなってしまったと云うのが正直なところ
です。それでまず保養班の通帳を吉野に預かって貰って、そこへ事務局から補てんすればプラマイ
ゼロになるし、通帳にちゃんと残るのでそういう処理をやって下さいと云われたと云うのが本当のとこ
ろです。自分がうかうかして日にちが経ってしまったので大変申し訳ないと思っています。
(省略)
(議長) 10万が剰余になるかならないかが問題の本質で無いと云うように聞こえたがーーー。
(吉永) 12年1月1日の残高というものが、誰も確認していないと云う事(筆者:??)ですので、
ここで逆転してプラス10万になるとしても、合っていないことには変わりが無い(筆者:??)。
且つ、77万を四月に戻した(筆者:??)状態でマイナス33万の数字なので、直接関係が無い話だ。
さかのぼってどうこうと云うのは解明しがたいので(不正だ)と云うのが私の見解(筆者:??)です。
監事の見解とは2011年に戻って全て検証しなさいと云うのが、監事お二人の見解です。戻っても帳
簿が整理が出来ているのか良く判らない状態なので、現実的には検証不能ではないか?と思う。
2:36
(荘司) 検証不能だとの話がありました。
それと1月1日の前期からの繰越金が不明という話もありますよね?
それから、はもる(陶山さん管理)の現金の確認が出来ていなかったという事実もある訳でしょう?
つまり、そうなればそれは代表一人の責任かと云えば必ずしも、それはそうではないのではないです
か?
2011年に戻ってやるのはそれはそれとして、必要な事だとは思うのですが、そこまで戻ってもハッキリ
しないと仰いましたね。其れは将にそりなのだろうと思うのだけれども、(だとすれば尚の事)2011年度
の問題を元代表の責任と、全てしてしまって良いのか?
それはおかしいと私は思う。
(筆者注:そもそも2011年は別代表の決算期の問題、議論がゴチャ混ぜになっている事が理解出来ていな
い・しかもその件は決算決議済みとなっている。保養班42万円とあるのは43万4350円のことです。)
(省略)
3:29:20
(議長) 今日のレポート決算・監査報告、それについて私達の決議で認めますとうことで、これを(委任状の
事)持っている人はこれも上げて下さい。
(西田) エッ、さっき言ったゼロになるといったゼロになる(議論の)部分が入ていると云う事ですね?
(議長) うなずく
(西田) そうですね、ハイハイ。
(副議長) 具体的に吉野さんのお金が合っていない金額に入ること、れから前期繰越金の金額もアヤフヤだ
ったと云う事を含めてすね。
(議長) 実際、今後の精査の方から、それは 関わるでしょうと云うことは勿論その通りです。
(副議長) いいですか、これらの2つの事案もすべて含めての承認です。含めて。
(議長) 含めてです。
(西田) ハイハイ含めてね
(佐藤) 吉永さんの報告だけで無くて今までの話し合い全体を認めますかとと(決議)ですね?
(議長) はい、もう一回整理しますよ。
では今日の決算報告・監査報告について私達承認しましょう
(と挙手を求める)
(議長) では全会一致だ。(拍手)
上記書き起こしにあるように吉永報告書を基にした監査報告書を、おかしいと発言した人達が全て決議に賛成したのは、おかしいという指摘が認定され再精査する事が議論の中で確認されたから賛成に回ったと云うのが、この決議に対する真っ当な解釈ではないでしょうか?
しかし、武本氏達は「見解の相違」として、議事録完成まで再精査の必要ナシとしています。私達はそのことを無用な遅延行為だと述べています。