産まれた時から父親がおらず、母子家庭で育ってきた九香雅也(くが まさや)。
医師として働いていた彼のところに、いないものと思っていた父が亡くなったという知らせが届いた。
彼はとまどいながらも、事実を確かめようと手紙が送られてきた父の故郷の島へ向かう。
そこは多少閑散とはしていたが、穏やかな村だった。
村での日々は実にゆっくりとしたもので、雅也は村で唯一の医師として働きながら女の子たちに囲まれて楽しい生活を送る。
だが村に来てからというもの、雅也は夜な夜な夢を見るようになる。
‘寝ているところにいろんな女の子がやってきて、エッチを迫ってくる’という夢を──。
どうしてこんな夢を見てしまうのだろう……。
そんな悩みを抱えつつも、ゆっくりと、しかし確実に過ぎていく毎日。
雅也の行く末にはいったい何が待っているのだろうか?