「いま安倍内閣で花が咲いているのは、野田内閣で種をまき、芽を出させた部分も多い」
野田内閣で官房長官を務めた前民主党衆院議員の藤村修氏(63)が2日、安倍内閣が最優先で進める経済再生をこう評価した。政界引退を正式表明した大阪府庁での記者会見で語った。
野田内閣が道筋をつけ、安倍晋三首相が実施を表明した消費増税は「世界の中で日本の信頼をきちんとつないだ。本当に立派なことをしたと将来評価される」と指摘。一方、政界の現状については「今後、日本での二大政党制が民主党と自民党で成り立つとは思いにくい」と述べ、退潮した民主党が再び2大政党の一翼を担うことは難しいという考えをにじませた。
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朝日新聞官邸クラブ