<娘の不登校がきっかけで夫婦の関係を考え直した>
娘は不登校でした。
私は自分が子供のこと今まで親から「学校は行くのが当たり前だ」といわれて、いやいや従っていましたが、娘は「嫌なものは嫌だ」とはっきりしていました。
人に流されず自己主張できる強さをわが子ながらすごいなと思いました。
当時は頑固ね、と叱ってしまったけど、その頑固さを突き通すことができたからこそ今の楽しさがあると思うし、気の合う友達にも会えたんだと思います。

また、娘が不登校になったことで感謝していることもあるんです。
夫との関係を考え直す機会となったからです。
娘が不登校になった頃、夫は仕事で忙しいから娘の学校の問題は私がひとりで解決しないとと思っていました。
ひとりで解決して、「実は昔あんなことで悩んでたの」って笑えると思っていたんです。

しかし状況は悪くなるばかりでひとりで抱えきれなくなり、「私だけでは無理」と全部話して夫に助けを求めました。
切羽づまった私の状態を理解してくれて、私と一緒に娘と登校してくれたこともありました。

娘の不登校がなかったら、夫と子供の育て方を話し合うこともなかったはずです。
そう考えると、辛かったけど悪いことばかりではなかったと思えるようになりました。

元気に通っている娘の影響を受けて、妹も来春同じ学校に入学する予定です。
姉の「すごくいい学校だから」という言葉に触発されて入学を決めたようです。
姉妹で登校する日を、今からすごく楽しみにしています。