〔株式マーケットアイ〕日経平均・日足は「小陰線」、1万4000円台で踏み止まる
[東京 4日 ロイター] -
〔株式マーケットアイ〕
<16:07> 日経平均・日足は「小陰線」、1万4000円台で踏み止まる
日経平均の日足は、上下にヒゲを伴う「小陰線」となった。実体部分の小さい「十字線」であり、安値圏での売り買い交錯を示している。終値は75日移動平均線(1万4028円35銭=4日)を割り込んだものの、1万4000円の大台は維持し底堅さも示した。5日移動平均線(1万4258円51銭=同)と25日移動平均線(1万4270円22銭=同)がデッドクロスし、目先の上値は重そうだが、中期トレンドでは6月13日安値(1万2415円85銭)と8月28日安値(1万3188円14銭)を結ぶ下値切り上げトレンドが崩れていない。同線の延長線上である1万3700円どころを下回らなければ、中期強気相場は継続中と判断できる。
<15:12> 東証マザーズ指数は反落、前日上昇した銘柄に利益確定売り
東証マザーズ指数が反落。日経平均が1万4000円を一時下回り、投資家心理が後退するなか、ユナイテッド やビリングシステム など前日上昇した銘柄に利益確定売りが出た。日経ジャスダック平均も反落した。
ただ大型株が下げ渋ると新興株も下げ幅を縮小。コロプラ やガンホー などが堅調に推移し、指数を下支えした。きょうジャスダックに新規上場したバリューHR の初値は公開価格の約2倍にあたる4035円となった。引け値は3345円。
<14:25> 日経平均は小幅安、米大統領のアジア歴訪中止で先物買い戻し
日経平均は小幅安。1万4100円台前半で推移している。市場では「オバマ大統領によるアジア歴訪中止が伝わり、米財政協議の解決に本腰を入れるとの思惑が広がった。週末でもあり先物に買い戻しが入った。来週のオプションSQ(特別清算指数)算出を控え先物売買で左右されやすい状態は続いている」(国内証券)との声が出ている。
<13:10> 日経平均はもみ合い、黒田総裁会見に期待感も
日経平均はもみ合い。1万4100円を挟んで一進一退となっている。
日銀は4日の金融政策決定会合で、資金供給量(マネタリーベース)を年間60兆─70兆円増やす金融政策の維持を全員一致で決定した。現行の資産買い入れ方針も継続する。市場では「事前予想通りでサプライズはないが、市場の一部では引け後の黒田日銀総裁の会見に期待する向きもあるようだ」(国内証券)との声が出ている。
<11:13> 日経平均は下げ渋り、業績への期待感が下支え
日経平均は下げ渋り。一時1万4000円を下回ったが、再び回復している。円相場がやや伸び悩んでいるうえ、「中間決算発表を控え、国内企業業績の上方修正期待が下支えしている」(国内証券)という。一方、東証1部では全体の約8割が値下がりしており、米財政協議をめぐる不透明感を背景に押し目買いの勢いも限定されている。
<10:02> 日経平均は一段安、先物売りで1万4000円割れ
日経平均は一段安、9月6日以来約1カ月ぶりに1万4000円を割り込んでいる。市場では「来週末のオプションSQ(特別清算指数)算出を前に1万4000円割れを狙う仕掛け的な動きが出た。シカゴのボラティリティー・インデックス(VIX指数) が3カ月ぶりの水準まで上昇するなど、米債務上限問題を楽観的にみていた投資家の不安心理も高まりつつあるようだ」(国内証券)との声が出ている。
<09:11> 3日続落、米株安や円高警戒で100円超の下げ
寄り付きの東京株式市場で日経平均は3日続落。前日の米国株安や円高警戒感を背景に売りが先行した。米財政協議をめぐる不透明感が引き続き重しとなっており、日経平均は前日比で100円を超える下げとなっている。ただ9月27日高値からの下落率が5%を超えたうえ、テクニカル指標では売られ過ぎのシグナルがみられており、下値を拾う動きも出やすいとの見方も出ている。
目先の下値めどとして1万4000円が意識されている一方、オプション市場では権利行使価格1万4000円のプットの建玉が積み上がっており、同水準を割り込む場面では先物へのヘッジ売り圧力が強まる可能性があるという。
<08:15> 寄り前の板状況、主力輸出株は売り優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ホンダ 、キヤノン 、ソニー など主力輸出株は売り優勢。指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック なども売り優勢となっている。
一方、大手銀行株では三菱UFJフィナンシャル・グループ 、みずほフィナンシャルグループ は売り買いきっ抗、三井住友フィナンシャルグループ はやや売り優勢となっている。
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