マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i410でゲームをプレイ!
インテル第4世代CPU Haswellおよび、NVIDIAの最新GPU 「GeForce GTX 765M」搭載のノートパソコン「マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i410」で実際にPCゲームをプレイしてみました。本機は13.3型というコンパクトボディでありながら、「GeForce GTX 765M」を搭載しており、その小さな外見とは裏腹に、負荷の高いゲームも快適にプレイできるという、パワフルな性能を持った「モバイルゲーミングPC」というのが特徴です。
本機の構成は、OS:Windows 8、CPU:Intel Core i7-4700MQ、グラフィックス:GeForce GTX 765M(2GB)、搭載メモリは4GBです。なお グラフィックドライバーは「ver.311.54」となってます。
ドラゴンクエストⅩ 目覚めし五つの種族 オンライン 先行体験版
スクウェア・エニックスより、2013年9月26日に発売されるPC用MMORPG「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」がいよいよ発売目前ということで、先行体験版のダウンロードが9月10日にNVIDIA Japanの公式サイトで開始されました。
この先行体験版は、ゲーム仕様にいくつかの制限はあるものの、限りなく製品版に近い内容を発売前に無料で体験できるというもので、スクウェア・エニックスアカウントを持っていれば、誰でも参加することができます。
先行体験版の実施日程は、2013年9月12日(木)から、発売日前日の9月25日(水)23:59までとなってます。先行体験版で使用したキャラクターは、製品版への引き継ぎができるので、正式サービス開始からプレイする予定のある方は、今からでも始めておく価値はあります。
興味のある方は、さっそく右記のリンクから先行体験版をダウロードして、一足先にWindows版「ドラゴンクエストX オンライン」の世界を楽しみましょう。また右記の先行体験版情報ページでは、ゲーム内容の公開範囲や制限事項などが記載されているので、しっかりとチェックしておきましょう。
ドラゴンクエストⅩ 目覚めし五つの種族 オンライン 「プロモーションサイト」
NEXTGEAR-NOTE i410でドラゴンクエストⅩ 先行体験版をプレイ!
DQX起動ランチャー
先行体験版用のクライアントをインストールし終えると、右の写真のようなランチャーが起動します。まずはコンフィグ画面が開くので、そこで自身のPCに合った、環境設定やゲームパッドの設定をします。
自身のPCの環境がよく分からないという方は、ベンチマークを動作させて、スコアに合った設定にするか、おすすめ設定を選びましょう。ちなみに環境設定はゲームプレイ中は変更できないので注意。
環境設定が終わったら、既に作成してあるスクウェア・エニックスアカウントでログイン。その後ゲームを起動します。初めてプレイする方は、まずはオフラインモードから始めることになります。このオフラインモードは結構がっつりした内容なので、それなりの覚悟が必要です。オフラインモードが終わり、オンラインモードがプレイできるようになると、サーバーを選択し、ここでやっと他のプレイヤーと出会うことができます。
NEXTGEAR-NOTE i410で「DQX 先行体験版」をプレイ
今回検証に選択した種族は、海に囲まれた島で暮らす民族「ウェディ(女性)」。この島は既に多くの先行体験プレイヤーで溢れており、仲間で会話をしている場面も多く見られました。
さて「GeForce GTX 765M」を搭載した本機で、プレイしていくに当たっての検証方法ですが、グラフィック品質「最高品質」「標準品質」「低品質」のそれぞれで、街を周り、フィールド探索、スライムとの戦闘を「Fraps Version 3.5.99」のベンチマークを使ってfpsを計測しました。
画面解像度は1920×1080のフルスクリーン表示。フレームレートはコンフィグ画面では30fpsまたは60fpsしか選択できず、描画制限を解除することはできないみたいなので、最大fpsは60までとなっております。
ドラゴンクエストX コンフィグ画面
描画制限は60fpsまで
グラフィック品質 | 平均fps | 最小 | 最大 | 感想 |
---|---|---|---|---|
最高品質 | 59.3 | 49 | 61 | 快適 |
標準品質 | 59.5 | 51 | 61 | 快適 |
低品質 | 59.6 | 52 | 61 | 快適 |
結果は上記の通り。グラフィック品質すべての設定で、平均fpsは60辺りでとても安定しています。実際にプレイしている中でも、気になるカクツキはありません。最高品質でも動作の重さは感じられず、とても快適にプレイすることができました。ですのでノートパソコンでも、「GeForce GTX 765M」以上のグラフィックカードを搭載していれば、十分快適にプレイできる環境と言えるでしょう。
今回初めて「ドラゴンクエストX オンライン」をプレイしてみましたが、キャラクターの名前が「てすと」というぶっきらぼうな名前にも関わらず、「初心者さん困ってませんか?」という様な声をかけられたり、戦闘中もわざわざ足を止めて、「おうえん」してくれるという、プレイヤーの方々はとてもフレンドリーで暖かい印象を受けました。シャウトも許されないような、殺伐としたMMOばかりをプレイしてきた筆者にとっては、とても居心地のいい世界です。正式サービス後もとても楽しみです。
グラフィック品質 最高設定のスクリーンショット
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア
NEXTGEAR-NOTE i410で「FF XIV: 新生エオルゼア 」をプレイ
先月より正式にサービスが開始された「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア 」。想定を上回るプレイヤー数が殺到したためか、未だにログイン制限やキャラクター作成制限が行われています。
筆者は旧FFXIV(レガシー)からプレイしているため、ログイン制限に縛られることなく、とても快適にプレイできてますが、ワールドによっては、まともにログインすらできない状況もあるらしいです。
さて動作検証には街をぐるっと一周、エーテライト周り、フィールド探索の3つの環境をグラフィック品質「標準(ノートPC)」「高品質(ノートPC)」「最高設定」のそれぞれで「Fraps Version 3.5.99」のベンチマークを使ってfpsを計測しました。画面解像度は1920×1080と、1280×720の2つのフルスクリーン表示で検証。
またフィールド探索時のバトルエフェクトはすべて表示にしています。
テストに用いたグラフィック品質
グラフィック品質 | 平均fps | 最小 | 最大 | |
---|---|---|---|---|
標準(ノートPC) | 1920×1080 | 38.6 | 23 | 59 |
1280×720 | 43.0 | 29 | 58 | |
高品質(ノートPC) | 1920×1080 | 32.8 | 22 | 48 |
1280×720 | 37.3 | 25 | 53 | |
最高設定 | 1920×1080 | 24.1 | 18 | 33 |
1280×720 | 33.0 | 21 | 49 |
グラフィック品質 | 平均fps | 最小 | 最大 | |
---|---|---|---|---|
標準(ノートPC) | 1920×1080 | 61.6 | 45 | 88 |
1280×720 | 69.5 | 46 | 125 | |
高品質(ノートPC) | 1920×1080 | 44.7 | 28 | 58 |
1280×720 | 59.2 | 30 | 78 | |
最高設定 | 1920×1080 | 26.8 | 10 | 40 |
1280×720 | 39.7 | 18 | 58 |
結果は上記の通り。検証したのは比較的日本人の多いTitanサーバー。また平日のゴールデンタイムだったので、街の中は大勢の冒険者達で賑わっていました。なのでプレイヤー数表示の負荷により、街を一周した際の平均fpsはかなり低くなってしまっています。ですが逆にこれ以上のfpsの落ち込みは無いと考えてもいいかも知れません。それほど街中は混雑していました。ただ街の外のフィールドは、それほど混雑はしていなかったので、探索時のfpsは割としっかり計測できていると思います。
実際にプレイしてみた感想としては、本機のGeForce GTX 765Mの場合、標準(ノートPC)設定なら1920×1080のフルスクリーン表示でも十分プレイできる環境だと思います。街中では混雑状況によっては少しカクついたりしますが、個別に影の品質やテクスチャ品質などを下げれば、安定してくれると思います。高品質以上だとカクつく頻度は多く、フィールドでも動作が重く感じるので、長時間プレイするにはちょっと厳しいところ。なお今回は森林都市であるグリダニアの方で、fpsの計測を行いましたが、都市やサーバーの混雑状況によってもfpsが変化するので、あくまでも参考程度の数値となります
グラフィック標準設定(ノートPC)のスクリーンショット
解像度は1920×1080
「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」プロモーションサイト
Bioshock Infinite
NEXTGEAR-NOTE i410で「 Bioshock Infinite」をプレイ
つぎにTake-Two Interactive Japanより発売されている「Bioshock Infinite」をプレイ。グラフィック負荷もそれなりに高い本作ですが、最新GPUを搭載していると言っても、本機の様な小柄なボディでどこまでプレイできるか見ものです。
動作検証には「Fraps Version 3.5.99」のベンチマークを使い、ゲームの本編の途中をプレイし、ひと通り探索して、平均fpsを計測します。
グラフィック品質はプリセットで用意されたVery LowからUltraまでのそれぞれの設定で検証。解像度はフルHDの1920×1080ドット。垂直同期はオフにし、フレームレートは可変にしています。
テストに用いたグラフィック品質
グラフィック品質 | 平均fps | 最小 | 最大 | 感想 |
---|---|---|---|---|
Very Low | 106.6 | 95 | 138 | とても快適 |
Low | 74.0 | 66 | 90 | とても快適 |
Normal | 56.7 | 52 | 67 | 快適 |
High | 55.4 | 51 | 65 | 快適 |
Very High | 35.1 | 32 | 39 | 重い |
Ultra | 28.3 | 26 | 31 | かなり重い |
結果は上記の通りです。Very LowとLow設定では平均fpsは高く、とても快適にプレイできました。Normal設定では平均fpsは60を切ってしまっていますが、あまりカクツキは見られなかったので、快適にプレイすることができます。High設定では平均fpsはNormalとほとんど差はありませんが、戦闘中などは特にカクツキが見られたので、安定してプレイするならLow設定またはNormal設定がおすすめです。
グラフィック品質「High」のスクリーンショット
TOMB RAIDER
NEXTGEAR-NOTE i410で「TOMB RAIDER」をプレイ
次にスクウェア・エニックスより発売されている、PC版「TOMB RAIDER」をプレイ。先ほどのBioshock Infiniteの様な、特殊な世界観とは違い、リアル表現の高い三人称視点のゲームで、グラフィック負荷もかなりのもの。本機の様な小柄なPCで到底プレイできるとは思えませんが、難なく動作し、快適にプレイすることができます。
動作検証には、グラフィック品質LowからUltraまでをFrapsは使わず、ゲーム内のベンチマークを使ってfpsを計測します。髪の毛をサラサラにする、リアルタイム頭髪レンダリング技術「TressFX Hair」は、負荷が高くfpsがかなり落ち込んでしまうため、すべてのグラフィック品質でオフにしてあります。
テストに用いたグラフィック品質
グラフィック品質 | 平均fps | 最小 | 最大 | 感想 |
---|---|---|---|---|
LOW | 95.8 | 74 | 120 | とても快適 |
NORMAL | 69.1 | 56 | 86 | 快適 |
HIGH | 46.3 | 37 | 58 | 重い |
ULTRA | 31.9 | 26 | 43 | かなり重い |
結果は上記の通りです。グラフィック品質LOWとNORMALでは平均fpsは60以上あり、実際にプレイしてみても、気になるカクツキはなく、とても快適にプレイすることができます。グラフィックの綺麗さでは、HIGHまたはULTRA設定が一番ですが、平均fpsがかなり低く、動作も重くなってしまうため、実際にプレイするには厳しいところ。安定してプレイするなら下記のスクリーンショットの様に、グラフィックの綺麗さも含めて、NORMAL設定が一番おすすめです。
グラフィック品質「NORMAL」でのスクリーンショット
BORDERLANDS2
NEXTGEAR-NOTE i410で「BORDERLANDS2」をプレイ
つぎにPC版「Borderlands2」をプレイ。FPSとRPGが合わさったようなジャンルのゲームで、発売からかなり経った今でも、新しいダウンロードコンテンツが配信されていたりと、プレイヤーを永く遊ばせてくれる本作。筆者も初代の頃からファンです。
動作検証に用いるグラフィック品質は下の写真のように、フィルタリング、アンチエイリアス、テクスチャ、ディテールなどほぼデフォルトの設定です。
V-Sync(垂直同期)もオフに設定し、フレームレートには制限をかけず、解像度は1920×1080のフルスクリーンで表示。「Fraps Version 3.5.99」のベンチマークを使ってストーリー冒頭の最初の敵を倒すまでをプレイして平均fpsを検証しました。テストは3回行い、それぞれの結果を載せてます。
テストに用いたグラフィック品質
グラフィック品質 | 平均fps | 最小 | 最大 | 感想 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 55.8 | 44 | 78 | 快適 |
2回目 | 58.7 | 49 | 69 | 快適 |
3回目 | 59.6 | 49 | 70 | 快適 |
結果は上記の通りです。検証3回ともすべて、平均fpsは60を越えなかったものの、それでも平均fpsは55.8から59.6と高めです。実際にプレイしてみても、気になるカクツキや動作の重さはなく、とても快適にプレイすることができました。ただ場所によっては敵の量が増えたり、爆発のエフェクトが多くなったりすると、多少のカクツキは起こります。
スクリーンショット
The Elder Scrolls V SKYRIM
NEXTGEAR-NOTE i410で「SKYRIM」をプレイ
次にBethesda Softworks社より発売された「The Elder Scrolls V Skyrim」をプレイ。動作検証にはグラフィック品質「Low」「Medium」「High」「Ultra High」で、ストーリーの序盤からドラゴンが現れるまでをプレイし、「Fraps Version 3.5.99」のベンチマークを使って平均fpsを計測します。
V-Sync(垂直同期)は何かと不具合が出るのを防ぐために、通常オフには設定できなくなっているのですが、iniファイルを書き換えて、強制的にオフにしています。普段はV-Sync(垂直同期)はオンが推奨です。
解像度は1920×1080のフルスクリーン表示。また初期起動時の自動検証によるグラフィック品質ではUltra Highに設定されました。
自動検証によるグラフィック品質ではUltra Highに設定された
グラフィック品質 | 平均fps | 最小 | 最大 | 感想 |
---|---|---|---|---|
LOW | 69.9 | 57 | 90 | とても快適 |
MEDIUM | 52.2 | 45 | 67 | 快適 |
HIGH | 40.7 | 35 | 50 | やや重い |
ULTRA HIGH | 33.1 | 29 | 42 |
重い |
結果は上記の通りです。LOW設定では平均fpsは69.9と高く、とても快適にプレイできます。MEDIUMだと平均fpsは52.2と60を下回ってしまうものの、カクツキや動作の重さは感じられないので、快適にプレイできます。HIGH以上になると、平均fpsは40を下回ってしまい、動作もかなり重くなってしまいます。またMODを適用したプレイを考慮すると、LOW設定でギリギリというところでしょう。
グラフィック品質「MEDIUM」でのスクリーンショット
公式サイト:マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i410 |