俳優・堺雅人(39)主演のフジテレビ系連続ドラマ「リーガルハイ」(9日スタート、水曜・後10時)の試写会とトークイベントが3日、都内で行われた。驚異的な高視聴率を記録したTBS系「半沢直樹」直後とあって注目が集まるが、堺は「(『半沢―』で演じた)銀行員時代に培ったことを壊したい」と前向き発言。そんな中、第1話であの“決めゼリフ”のパロディーが登場することが判明。フジテレビの「半沢乗っかり作戦」は、成功するか?
最終回(9月22日)の視聴率が42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。21世紀に入り、ドラマでは最高の数字となった「半沢直樹」終了直後の主演ドラマでも、堺はプレッシャーなど、どこ吹く風といった調子だ。
「銀行員時代に培ったすべてを、この作品で台無しにしたい。前クールの番組を見ていただいた方には、申し訳なく思っていますが」。すでに気持ちを切り替え、身も心も弁護士・古美門(こみかど)になりきっている様子で「脚本が面白い。新しい人間関係が増えて新作みたいになっているので、マンネリになることはないと思います」と昨年4月の第1弾よりも、さらにパワーアップした作品を届けることを約束した。
とはいえ、周囲からは堺の“半沢パワー”にあやかりたいという気持ちが伝わってくる。第1話で、ある失敗に落ち込む古美門を、コンビを組む黛(新垣結衣)が励ますシーンでは、「そのまま」のセリフが飛び出した。
黛「やられたらやり返す。倍が…」
古美門(黛の言葉にかぶせながら)「やられなくてもやり返す。身に覚えのないヤツにも、やり返す。誰彼構わず、八つ当たりだ!!」
堺は「石川(淳一)監督は『半沢―』を一度も見ていないので、たまたま一緒の演出になりましたと言ってました」と冗談交じりで話したが、すぐにKAT―TUNの田口淳之介(27)が「監督、放送後に確認していましたよ」と“暴露”。会場は笑いに包まれた。
今シリーズから古美門のライバル・羽生役で参加する岡田将生(24)も「勢いある堺さんに乗って、『やられたらやり返す』と言ってみたいな~と思います」と話したが、堺を中心にキャストらが団結していることは確か。「半沢直樹」を超えるヒットにしようと盛り上がっている様子だった。
[2013/10/4-06:04 スポーツ報知]