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東通原発、来月4日に3度目調査/規制委調査団
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東北電力東通原発の敷地内に活断層が存在すると指摘している原子力規制委員会の調査団は、同原発で3度目の現地調査を10月4日に行うことを決めた。規制委が27日発表した。3度目の調査では、敷地内を南北に走る「F─3」断層周辺で東北電力が行っている水平掘削面調査の状況を確認する。
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規制庁によると、調査団メンバーはこれまで同様、島崎邦彦委員長代理と有識者4人。このうち金田平太郎・千葉大学大学院准教授は都合がつかず、別な日程で調査に入る予定。
東北電力が進めている水平掘削面調査では、「F─3」断層周辺の地層を段階的に水平に掘り、地震を起こす要因となる「横ずれ」の痕跡があるかを確認する。
調査団は9月3、4の両日、昨年12月に続く2度目の現地調査を実施。その際、島崎氏は水平掘削面調査に関し、さらに深い掘削面を確認したい─と再調査の意向を示していた。
同社によると、現在は前回調査時に比べ50センチほど深い岩盤部まで掘削が進んでいるが、活断層ではないという同社の評価を変える状況は確認していないという。
調査団は現地調査後、評価会合を開いて敷地内断層の活動性に関する結論をまとめるとみられるが、規制庁は評価会合の日程について未定としている。
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