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2013年9月27日(金) 東奥日報 ニュース



■ 13年産県産米作況は「やや良」

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 東北農政局青森地域センターは27日、2013年産県内水稲の作柄概況を発表した。15日現在の県全体の作況指数は105の「やや良」で、10アール当たり予想収量は611キロ(平年584キロ)と見込んでいる。作況指数105は北海道と並んで全国最高。ただ、16日に本県を襲った台風18号被害の影響は本調査に反映されておらず、同センターは、今後収量や指数が変動する可能性があるとしている。

 13年産の県内水稲は作柄を判断する「全もみ数」がやや多く、出穂後の登熟も順調に進み、同センターは前回(8月15日現在)発表の総合評価「やや良」を据え置いた。

 地帯別では、青森(青森市と東青地区)が作況106の「良」、南部・下北が103の「やや良」と前回発表から上方修正した。出穂以降も高温・多照で経過したことを考慮した。津軽は105の「やや良」と変わらなかった。10アール当たり予想収量は、青森604キロ(平年570キロ)、津軽639キロ(同609キロ)、南部・下北557キロ(同540キロ)としている。

 水稲作付面積(青刈り面積を含む)は5万1600ヘクタールで、12年産より600ヘクタール増えたのに対し、主食用作付け見込み面積は、備蓄米や飼料用米の生産にシフトしたため600ヘクタール減の4万4600ヘクタール。その結果、主食米予想収穫量は27万2500トンと見込んでいる。

 同センターの源新敏雄統括農政情報官は今後の見通しについて、台風後も好天が続き水稲の生育環境は良好としつつ「台風被害の全容が判明しておらず収量にどの程度影響が出るか予断を許さない」と話している。

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