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2013年9月27日(金) 東奥日報 ニュース



■ 県産新米が首都圏に出発

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2013年産の新米をトラックに積み込む作業員=27日午前9時45分、青森市の青森農協油川農業倉庫
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 青森市の青森農協で27日午前、今秋収穫された2013年産県産米の出発式が行われ、「つがるロマン」と「まっしぐら」の新米それぞれ11.88トン(198俵)が首都圏に向けて今年初出荷された。

 出荷したのは、同市細越の斉藤正志さん、同市岩渡の柴田良一さんが21、23日に収穫した新米。出発式に先立ち農産物検査員が品位等検査をし、胴割れや着色、異物混入などがないかチェック、いずれも1等級の評価を受けた。

 県内の本年産米は、田植え作業が出遅れたものの、夏場以降は高温多照の好天が続き順調に生育。関係者によると、作柄は昨年のような胴割れなどは見られず品質がいい半面、12年産米の過剰在庫や昨年の高値基調の反動から、本年産米価は昨年を1割ほど下回って推移しているという。

 同農協油川農業倉庫で行われた出発式で、全農県本部の工藤雅市本部長が「本年産は供給過剰が想定される厳しい状況だが、県産米が支持され認知度が高まるよう努める」とあいさつ。取引先の米穀卸・神明(兵庫県)の森脇暁米穀本部仕入部次長は「青森県産米は安定した取引ができるのが魅力。消費を喚起して米価の安定を図りたい」と、県産米の販売向上に期待を寄せた。

 2台のトラックに積み込まれた新米は、農協や県、市の関係者ら約50人が見守る中、関東に向けて出発した。

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