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過去最大のコメ産地偽装 農水省、三重の業者に改善指示

 農林水産省は4日、流通大手イオンが販売した弁当などに中国産米が混入していた問題で、産地を偽装したなどとして、コメを卸していた三瀧商事(三重県四日市市)と関連団体に対し、日本農林規格(JAS)法などに基づく改善指示や勧告を出した。産地が偽装された可能性があるコメの流通量は、過去最大の計約4400トン。同省は不正競争防止法違反などでの刑事告発を検討している。

 農水省は4日午後に三瀧商事の担当者を東海農政局に呼び、指示書を手渡した。

 農水省によると、2010年10月から13年9月までに国産米として流通した約4400トンに、中国産や米国産のコメが約790トン混入していた。加工用米を主食用として販売した事例や、国内産地の表示偽装もあったという。

 今回の問題では、三瀧商事が弁当などの製造元である名古屋市の2社に納入したコメの一部が中国産だったと指摘されている。イオンは西日本を中心に約670店舗で、「国産米」と表示して販売した弁当などの一部に中国産米が混入していたと説明している。

 農水省は、三瀧商事と関連団体に加え、4社が偽装に関与したとみている。4社はいずれも三重県内の業者で、東海農政局で指示書を渡した三瀧商事とは別に、三重県が3社に対して改善を指示し、残る1社も4日午後に指示する。

[ 2013年10月4日 14:09 ]

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