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伊勢神宮式年遷宮 夜の儀式を前に、安倍首相ら多くの招待客の姿
20年に一度の夜が、いよいよ訪れようとしている。
伊勢神宮の新たな正殿(しょうでん)にご神体を遷(うつ)す、2日夜の儀式で、注目の「式年遷宮(しきねんせんぐう)」は、クライマックスを迎える。
夜が明ける前の午前5時半、伊勢神宮の内宮(ないくう)に続く宇治橋には、早くも参拝客の姿があった。
橋のたもとには、2日の儀式を知らせる案内板があった。
そこに記されていたのは、「遷御(せんぎょ)」の文字だった。
20年に一度行われる式年遷宮のクライマックス「遷御の儀」。
伊勢神宮の内宮に祭られている天照大神(あまてらすおおみかみ)は2日夜、外宮(げくう)の豊受大神(とようけのおおみかみ)は5日、それぞれ、新たに作られた正殿(しょうでん)である「新宮(にいみや)」へと遷される。
ちょうちんとたいまつの明かりだけという、厳かな雰囲気の中、ご神体を白い絹の布で隠して行われる遷御の儀は、およそ1300年前の飛鳥時代から続くもので、いつもみずみずしく、永遠のままにという「常若(とこわか)」の思いとともに、20年に一度繰り返されてきた。
千葉から来た家族は「20年に一度のすごい日だから来てみました。神聖な空気を味わいに」と話した。
土産物店の人は「いよいよって感じがしてきますね。お客さんの多さと、気分的にそういう感じになりますね」と話した。
多くの参拝客でにぎわう伊勢神宮だが、午後1時、儀式の本番を前に、一般の参拝が締め切られた。
参拝できなかった人は「(入れなかった?)そうです。残念です」と話した。
参拝の締め切りに先立って行われた、遷御の前に行われる最後の儀式「御飾(おかざり)」。
大宮司(だいぐうじ)ら、神職たちの先頭を歩くのは、臨時祭主(さいしゅ)である皇太子さまの妹の黒田清子さんだった。
祭主とは、一連の儀式を取り仕切る役割で、1日夕方、時折雨が落ちてくる中で行われた儀式では、天皇陛下の姉・池田厚子さんが祭主を務めていた。
この祭主について、フジテレビの宮内庁担当・宮崎千歳記者は「(祭主は)伊勢神宮において、年間、いろいろな儀式・神事が行われるんですけれども、それをつかさどる、一番大事なお役目というふうに聞いています。やはり天皇家にとって、非常に大切な場所でありますので、ここ何代か、代々内親王でいらした方が、お務めになっているのではないかと考えています」と話した。
1952年にご結婚され、皇籍を離れた池田さんは、1988年から25年にわたって、伊勢神宮の祭主を務めているが、長時間にわたる数々の儀式は、負担も大きいという。
82歳の池田さんへの配慮から、黒田清子さんが臨時祭主として、その補佐に当たっていた。
宮崎記者は「やはり、池田さんと同じように、黒田さんも小さいころから、両陛下が宮中祭祀(さいし)や伊勢神宮に対して、真摯(しんし)に、心を込めてお参りなさっていることは、幼いころからお姿を見て育たれたと思うんですね。黒田さんの結婚式は、伊勢神宮から天照大神を帝国ホテルの一室にお運びして、そこで結婚式が執り行われました。そういう意味でも、(伊勢神宮は)縁の深い場所であるのではないかと思います」と話した。
黒田さんにとってもゆかりの深い、伊勢神宮で行われる20年に一度の儀式。
2日夜の儀式を前に、多くの招待客も相次いで伊勢神宮に姿を見せている。
午後3時半すぎには、安倍首相が宇治山田駅に到着し、車に乗り込み、内宮へ向かった。
注目の式年遷宮は、いよいよクライマックスを迎えようとしている。
このあとは、午後6時から神職や関係者らおよそ100人が列を成して、正宮へ進み出る「参進(さんしん)」が行われる。
そして、午後8時からは、秋篠宮さまや安倍首相など、およそ3,000人が見守る中、ご神体を新しい正殿に移す、「出御(しゅつぎょ)」が行われる。
伊勢神宮の新たな正殿(しょうでん)にご神体を遷(うつ)す、2日夜の儀式で、注目の「式年遷宮(しきねんせんぐう)」は、クライマックスを迎える。
夜が明ける前の午前5時半、伊勢神宮の内宮(ないくう)に続く宇治橋には、早くも参拝客の姿があった。
橋のたもとには、2日の儀式を知らせる案内板があった。
そこに記されていたのは、「遷御(せんぎょ)」の文字だった。
20年に一度行われる式年遷宮のクライマックス「遷御の儀」。
伊勢神宮の内宮に祭られている天照大神(あまてらすおおみかみ)は2日夜、外宮(げくう)の豊受大神(とようけのおおみかみ)は5日、それぞれ、新たに作られた正殿(しょうでん)である「新宮(にいみや)」へと遷される。
ちょうちんとたいまつの明かりだけという、厳かな雰囲気の中、ご神体を白い絹の布で隠して行われる遷御の儀は、およそ1300年前の飛鳥時代から続くもので、いつもみずみずしく、永遠のままにという「常若(とこわか)」の思いとともに、20年に一度繰り返されてきた。
千葉から来た家族は「20年に一度のすごい日だから来てみました。神聖な空気を味わいに」と話した。
土産物店の人は「いよいよって感じがしてきますね。お客さんの多さと、気分的にそういう感じになりますね」と話した。
多くの参拝客でにぎわう伊勢神宮だが、午後1時、儀式の本番を前に、一般の参拝が締め切られた。
参拝できなかった人は「(入れなかった?)そうです。残念です」と話した。
参拝の締め切りに先立って行われた、遷御の前に行われる最後の儀式「御飾(おかざり)」。
大宮司(だいぐうじ)ら、神職たちの先頭を歩くのは、臨時祭主(さいしゅ)である皇太子さまの妹の黒田清子さんだった。
祭主とは、一連の儀式を取り仕切る役割で、1日夕方、時折雨が落ちてくる中で行われた儀式では、天皇陛下の姉・池田厚子さんが祭主を務めていた。
この祭主について、フジテレビの宮内庁担当・宮崎千歳記者は「(祭主は)伊勢神宮において、年間、いろいろな儀式・神事が行われるんですけれども、それをつかさどる、一番大事なお役目というふうに聞いています。やはり天皇家にとって、非常に大切な場所でありますので、ここ何代か、代々内親王でいらした方が、お務めになっているのではないかと考えています」と話した。
1952年にご結婚され、皇籍を離れた池田さんは、1988年から25年にわたって、伊勢神宮の祭主を務めているが、長時間にわたる数々の儀式は、負担も大きいという。
82歳の池田さんへの配慮から、黒田清子さんが臨時祭主として、その補佐に当たっていた。
宮崎記者は「やはり、池田さんと同じように、黒田さんも小さいころから、両陛下が宮中祭祀(さいし)や伊勢神宮に対して、真摯(しんし)に、心を込めてお参りなさっていることは、幼いころからお姿を見て育たれたと思うんですね。黒田さんの結婚式は、伊勢神宮から天照大神を帝国ホテルの一室にお運びして、そこで結婚式が執り行われました。そういう意味でも、(伊勢神宮は)縁の深い場所であるのではないかと思います」と話した。
黒田さんにとってもゆかりの深い、伊勢神宮で行われる20年に一度の儀式。
2日夜の儀式を前に、多くの招待客も相次いで伊勢神宮に姿を見せている。
午後3時半すぎには、安倍首相が宇治山田駅に到着し、車に乗り込み、内宮へ向かった。
注目の式年遷宮は、いよいよクライマックスを迎えようとしている。
このあとは、午後6時から神職や関係者らおよそ100人が列を成して、正宮へ進み出る「参進(さんしん)」が行われる。
そして、午後8時からは、秋篠宮さまや安倍首相など、およそ3,000人が見守る中、ご神体を新しい正殿に移す、「出御(しゅつぎょ)」が行われる。