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北海道 ハッカ再興へ蒸留始まる
10月4日 12時34分

北海道 ハッカ再興へ蒸留始まる
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かつて、湿布やお菓子などの材料として使われるハッカの世界的な産地だった北海道北見市では、地域の活性化につなげようと、ハッカの生産に改めて乗り出すことになり、4日から葉から油を取り出す蒸留作業が始まりました。

北海道のオホーツク海側の地域は、昭和初期には世界の70%を生産するハッカの産地でしたが、安い外国産に押されて30年ほど前にほとんど生産されなくなりました。
北見市内の農家や地元の企業では、ハッカの生産を復活させ地域の活性化につなげようと、ことし、農業生産法人を設立してハッカ草の栽培とハッカ油の精製に乗り出しました。
4日朝は、市の施設で乾燥させたハッカの葉から油を取り出す蒸留作業が始まりました。
作業に当たった人たちは、畑で乾かしたハッカの葉を直径およそ1.5メートルの蒸留釜に詰め込み、およそ2時間ほど蒸し、出てきた水蒸気を冷やして油を取り出していました。
4日朝の北見市は、最低気温が5度2分と前日と比べて10度ほど冷え込み、澄んだ青空のもと、ハッカ特有の爽やかな香りが広がっていました。
農業生産法人の大岩禎さんは「北見のハッカをもっと広く知ってもらえるよう作付け面積やハッカを生産する農家を増やしていきたい」と話していました。

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