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【モータースポーツ】【F1】マッサ、跳ね馬離脱も未来は明るい!? 来季ロータス入りへ交渉着々2013年10月3日 8時43分 今季限りで8年間守ったフェラーリのシートを失うフェリペ・マッサ(32)が、来季のロータス入りへ順調に交渉を進めているようだ。母国ブラジルでの人気を盾に、支援企業から移籍先チームにスポンサーマネーが流れ込む態勢を築きつつあるという。また、2011年限りでF1を離れたルーベンス・バリチェロ(41)がザウバーから今季最終戦のブラジルGP(11月24日決勝)で復帰するうわさまで噴出。シート喪失の危機にひんしたブラジリアンが大攻勢の気配だ。 ◇ ◇ ◇ マッサのロータス移籍は既定路線とされるが、もう一人の候補、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)とてんびんにかけられている状態だ。 ロータスのE・ブリエ代表は「マッサのような勝利を挙げている経験豊富なドライバーはとても興味深い。経験を積んでいる真っ最中のロマン・グロジャンとのコンビは強力だろう」と興味津々。トップチームに在籍しただけでなく、08年にはあと一歩でタイトル獲得まで迫った実力も高く評価する。が、「ご存じの通り、ヒュルケンベルグとも話し合っている。商業面の判断も含め、ベストなパッケージにするつもりだ」と続けた。実力だけでなく、厳しい台所事情を救える資金面も重要な決断基準となることを明かした。 今年6月にチーム株式を売却した投資家グループからの資金が振り込まれないロータスは、実力者のキミ・ライコネンを失った。それだけに新加入ドライバーには資金的なメリットを求めているようだ。マッサは「僕はお金を払うつもりはない。ずっとお金をもらって走ってきた」とペイドライバーに成り下がるつもりはないが、「ブラジルでの僕はイメージは良いようだ。フェラーリ離脱を発表した直後からファンやメディア、そして複数企業から驚くほどの支援をもらっている」とさらり。給料をもらう立場ながら、母国からの支援がチームを潤すという。 うわさではブラジルでF1中継をしているTV局「Globo」と、F1の商業権を握るバーニー・エクレストンさんが協力し、マッサをサポートするブラジル企業に2000万ドル(約20億円)分の広告スペースを提供する破格の条件を出しているという。その結果「ルノー・ブラジル」、「ピレリ・ブラジル」などの現地法人が手を挙げ、ロータス入りを強力に後押し。また、パワートレイン供給契約を見直すなどのフェラーリからのサポートを得て、ザウバー入りの道も残っているという。 マッサの先行きは依然として不透明ながら、着々と来季シートを獲得する交渉が水面下で進んでいるようだ。エクレストンさんもシンガポールGPでマッサと支援企業との橋渡し役を務めていることを認め、「来年も(マッサが)いると確信している」と語っていた。進む道はイバラではなく、意外と明るいのかもしれない。 (ルイス・バスコンセロス) PR情報
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