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【大リーグ】レイズが地区シリーズ進出 投手陣が完封リレーでWCG制す2013年10月4日 紙面から ◇ア・リーグWCゲーム レイズ4−0インディアンス“流浪”のレイズが勝ち進んだ。レイズは2日(日本時間3日)、敵地クリーブランドでのインディアンスとのワイルドカードゲーム(地区シリーズ進出決定戦)に4−0で完封勝ちし、レッドソックスと戦う地区シリーズ(DS)に駒を進めた。レ軍はここ1週間余りの移動距離が約6000キロに及ぶ過酷な遠征も何のその。先発右腕アレックス・コブ(25)が6イニング2/3で8安打を許しながら無失点に抑えれば、今季途中から古巣に復帰した指名打者デルモン・ヤング(28)が、3回にポストシーズン(PS)通算9号の先制ソロで援護するなど投打がかみ合った。 試合終了の瞬間、マウンドに群がってレイズナインが上げる勝利の雄たけびだけが、完全な沈黙に包まれる敵地プログレッシブフィールドでこだました。「家に帰りたいヤツなんて誰もいないよ」。米複数メディアによれば、勝利投手のコブは高らかに笑った。 それにしても、レイズは長らく家に帰っていない。9月23日に本拠地セントピーターズバーグを出発してから10日間でニューヨーク、トロント、アーリントン(米テキサス州)、そしてクリーブランドに移動。総距離は約6000キロの強行軍で、ロニーは「洗濯して、それから靴下も買わなきゃ」と苦笑した。 これで“負ければシーズン終了”という敵地での試合に3連勝した。9月29日のブルージェイズ戦、WC2位を決める30日のレンジャーズ戦。そして、この日の立役者は、試練を乗り越えたコブだった。PS初先発で8被安打も、要所を締め無失点。「何度かピンチに見舞われたのが、かえって良かったのかもしれない。落ち着いて、肝心なところでいい球を投げられたから」と笑った。 6月15日のロイヤルズ戦で、時速165キロの打球がマウンド上のコブの右耳上部を直撃し、脳振とうで約2カ月離脱した。それでも、復帰後は5勝1敗、防御率2・41。完全復活を見せつけて射止めたこの日の大役で本塁を踏ませず、4投手による完封リレーの先陣を切った。マドン監督は「相手にここぞの一打が出なかったというより、ここぞの快投を演じたあいつ(コブ)を褒めるべきだよ」と目を細めた。 「3都市だ。しかも敵地だぞ。トロントもテキサスも満員だった。そして、今日の試合だ。うちの連中を心から誇りに思うよ」と同監督。次に向かうのは、ボストン。敵地での大一番は、レイズにはもう慣れっこだ。 PR情報
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