モテ俳優の山本耕史（３６）が３日、東京・赤坂の「赤坂ＡＣＴシアター」で４日から始まる音楽劇「ヴォイツェク」の稽古を公開した。

　社会の最底辺の一兵士ヴォイツェクは愛する内縁の妻と幼い一人息子のためにわずかな日銭を稼ぎささやかに暮らしていたがある時、妻マリーが自分の目を盗んで男盛りの鼓手長と不貞を重ねていることを知り、妻をあやめてしまうという物語だ。

　ヴォイツェクを演じる山本は、記者から「もし山本さんに親しい女性がいたら…（浮気を許せるか）」と質問されると少々“食い気味”に「いっぱいいますよ」とさらりと言ってのけ「許す！　男も女も何もないと思うなよ」と続けて、報道陣を圧倒した。

「親に隠れて悪いことをしたこともあるし、隠れて（浮気）することはあると思うし、許せるくらいの自分でいたい」と度量の広そうな発言の中にちゃっかり“浮気宣言”まで入れる余裕。

　上原多香子、佐藤江梨子、スザンヌといった数々の美女を取っ替え引っ替えしてきた恋愛遍歴だけあり、妙に説得力があった。

　東京は１４日まで、大阪は２５～２７日まで「シアターＢＲＡＶＡ！」で。