日本野球機構(NPB)は3日、ソフトバンク、巨人で活躍し、昨年限りで現役を引退した小久保裕紀氏(41)が日本代表の監督就任要請を受諾したと正式発表した。台湾から打診されている11月の親善試合が初陣となる予定。侍ジャパンの新たなスタートに監督経験のない小久保氏の起用。この裏には何があったのか、追跡した。
12球団は代表チームの常設化による収益確保を図るため、常任監督を置くことを決めていた。目指すのは2017年に予定されている第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での王座奪還。そんな新生・侍ジャパンの指揮官への小久保氏の起用に関してNPBの関係者は「侍ジャパンの新たなスタートを踏み出すにあたって、最もふさわしい方と考え強く就任をお願いし、快諾をもらった」と話した。
では、コーチ経験すらない小久保氏に白羽の矢を立てたのは誰なのか。「侍ジャパン新監督の最有力候補に小久保氏が浮上」と報じられた8月、小久保氏は周囲に「オレはないよ」と一笑に付した。だが、その一方で、親しい関係者には「王さんに頼まれたら…断れない」とも漏らしていた。
その王球団会長は昨年、第3回WBCで指揮を執る監督がなかなか決まらないことに胸を痛めていた。実質、加藤コミッショナーから難航する監督人事を“丸投げ”された状況下で、ソフトバンク・秋山監督らの有力候補者がことごとく固辞。最終的に山本浩二監督の就任が決まるまで、責任を痛感していたという。
「秋山監督にも事情があったのでしょうが、自分のチームの監督にまで断られたことで、かなり責任を感じていた。義理堅い王さんのこと、『あの時は迷惑をかけた』という思いから、今回の監督人事はすんなりと決めたかったんだろう」(球界関係者)
しかも、今回は加藤コミッショナーの後任人事で、王会長自身が就任を熱望されたが、健康面の理由から固辞している。そんな“負い目”もあって、自身の弟子をなんとしても説得する必要があったのかもしれない。王会長は2日、球団を通じて「小久保氏から『侍ジャパン監督就任について打診があった』との連絡を受けました。『もし受けるのであれば、全力を尽くしなさい』と話をしております」とコメントした。
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